月夜の猫 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
其れなりに。
2010年5月29日公開。上映時間は50分。
異世界ロボットバトルものといった感じ。
ロストテクノロジー(オーバーテクノロジー)等の伏線を
色濃く盛り込みつつ 国家間の戦争に巻き込まれたいく
嘗ての学友や交流のあった人々をヒューマンドラマ風に
描く方向にウェイトを置いた感じのアニメ作品かな。
キャラデザは辛すぎず甘すぎでもなく世界観や諸設定に
馴染みそうな感じで 等身が崩れることも殆ど無い。
シリアスな感じだけど重々しい感じではなく やや軽め。
台詞も声優も今時の作品の標準といった雰囲気。
メカデザは ややマニアック? 人型兵器を使って白兵戦
だとか やや泥臭い方向での乱世の戦国モノ風 騎馬戦?
OP/ED/BGM等は世界観が解りやすい。
冒頭のナレーション等 古き良き時代?の軍事もの作品風。
魔力=動力源といった感じで一般の異能ものとは運用方法が
全く異なる設定になっている。
毛色は全く違うけど 異世界の聖機師物語か何かを観たことが
あれば 結構そういう作品有るな~って思わなくもないけど。
主人公が葛藤しつつも成長していくのか? 成長してこの局面
やこの世界に何らかの答えを見つけるのか?結果を出すのか?
という色合いも強いので かなり半端ない苛々要員な感じ。
2010年から2011年にかけて全6部作として順次公開された作品
なので 一応劇場映画なのだろうけど・・1話だけ観ても単体で
楽しめた(過去形)続編希望!という内容になっていない。
普通に連載もの という区切りで第2話まだかな?という感じ。
多くの長編アニメや人気ドラマのように各話のラスト部分に
如何にも結末は来週!というような作りにもなっていない。
全6話視聴しないと区切りの付かない作品という印象。
この6話を元に再編されたTV版を視たら 此方は敢えて見る必要
有るかどうか? どの程度の差異があるのかを検証したいという
程にハマった人以外は 今更視る機会もなさそうだけど。
2014年4月 -TV放送をリアルタイムに観てられない人には
一気に視ることが出来て調度良い作品かな。