29号 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
もったいない作品。
上映時間99分。
原作は大村小六氏の同名ライトノベル。
「このライトノベルが凄い2009」で10位を獲得。
脚本はサマーウォーズや時をかける少女の奥寺佐渡子氏。
キャンターデザインが劇場版エヴァシリーズの松原秀典氏。
アニメーション制作は、彩雲国物語などのマッドハウス。
まず視聴をする前に気になったのが声優陣です。
主人公→神木隆之介君。
ヒロイン→グラドル?
これを見たときある程度覚悟しましたが、酷いです。
声優さんを気にする方は99分しんどいと思います。
ほとんどこの2人の絡みでストーリーが進行するので…。
ただ、意外に良かったサンドウィッチマンの宮澤さん。いい声でした。
んで視聴を終えて1番気になったのは、タイトルと内容が一致していない点です。
どのへんが「追憶」なのかさっぱり。
さて内容ですが、
{netabare}
簡単なストーリーは戦火の国からお姫様をフィアンセの王子がいる別の国に飛行機で極秘に移送するって話なんですが、まぁそこで色々とある感じです。
ストーリーはありがちですがなかなか素敵な内容だと思います。
ただ、見せ方というか作り方が平凡過ぎてストーリーや次の展開、セリフに至るまで何となく読めてしまい残念でした。
心理的な描写を乏しく、それを補うべき声優さんがあれじゃ…。
正直物足りないです。
そして1つどうしても気に入らない演出があります。
※物語の内容に直接的に触れるので閲覧注意
{netabare}
主人公シャルルとヒロインファナは実は面識があるのですが、ファナは気付いていません。それをシャルルが自ら口にします。
自ら口にするのでは無く、思い出の品か何かを見つけて偶然知るって演出にして欲しかった。
自分で言ったらなんか全然ドラマチックじゃないし、むしろチープな感じがする…。
{/netabare}
ココが個人的に残念です。
{/netabare}
まぁ色々述べてきましたが、いい意味ではそれなりにまとまって見やすい作品ではあるのですが、アニメを普段から視聴している方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
作画や戦闘シーンは凄くいいです。
暇つぶしに見るぐらいだったら最適な長さですし、いいかもしれません。
ストーリー自体はいいだけに色んな所で勿体無い作品です。