「スケッチブック full color's(TVアニメ動画)」

総合得点
63.1
感想・評価
207
棚に入れた
1035
ランキング
4562
★★★★☆ 3.7 (207)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

じょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地味だが心温まる日常

スケッチブックも、ある意味の流行である、学園四コマをアニメ化した日常系です。あまり一生懸命にアニメを見たいと思えない時や、お疲れになったときの視聴をおすすめします。少なくとも一気に見たりとかいうのが向いている作品ではないので、少しずつお楽しみください。ARIAやたまゆらを楽しめた方は、インパクトは弱いですが、楽しめるかと思います。

日常系作品は一般的に恋愛要素や主人公のトラウマなどを排除して、美少女キャラクターによって萌えを確立していくのが、あずまんが大王から、京都アニメーションのハルヒ、らきすた、けいおん等の一連のヒット作へつらなる作風の流れで、少し本流とは異なりますが、派生するWorking!!や生徒会の一存などのへの広がりを見せると捕らえています。

スケッチブックは、この日常系からさらに、美少女要素や萌え要素をすら排除しています。雰囲気的にはたまゆらやAチャンネルに近いです。本質的にまともな人は、葉月、部長とソラの弟ぐらいだと思いますが、その他のキャラクターはあくまでリアルの範囲での常識外れで、クラスに実際にいそうなキャラのデフォルメしか登場せず、ハルヒの様な極端なキャラクターは出ては来ません。

制作は、ハルフィルムメーカー、監督はサトジュン氏、意外かもしれませんが、脚本はマリーさんです。ARIAのチームがほぼベースとなっていて、時折アリア社長が出てきます。絵は基本的に原作を再現してます。原作は京アニの日常のように、シュール系のギャグマンガなのですが、その要素は、一部のキャラに転嫁して、関連するいくつかの話をまとめて、ほのぼのストーリーに仕立てあげています。元々がギャグマンガですので、ここに少し限界が見えるかなと。

ここまで、徹底的に”日常系”であると、さすがに、地味で、眠たくなる展開であることは否定できません。下手をすると一話猫だけでおわったりとかもあります。心に少しの暖かさや癒しを求めたいときにはいい作品かと思います。ほんの少しだけの喜び、感動が人生で最も大事なものだということに少しだけ気づかせてくれます。

舞台は福岡、登場人物のうち数人と数匹が博多弁で話します。ふくだとくのすけとか、割とマイナーな地元ネタを仕込んでいます。作者の実体験なども元になっているので、どうしても世界は小さいですね。

声は花澤さん。主役といってもあんまり話しません。ほとんどのセリフは自分向けであったりします。でも可愛らしさは際立っています。今でこそ花形ですが、花澤さんにしろ、日笠さんにしろマイナーな時代で、オーディションで選ばれています。実は、猫や動物の声優さんの方が金朋、伊藤静、ジョージ、大原さやか、下野、能登と豪華だったりします。これもまた地味ですが。

能登さん、この地味なアニメで、しかも忘れられるほどの、地味な役ってwww

投稿 : 2011/08/31
閲覧 : 475
サンキュー:

9

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