たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なぜ評価が高いのか?理由
作者の高橋留美子先生はすでに、前作で数年雑誌、TV、映画でも
成功をおさめていた。そして、うる星とは全く逆の当時を背景にラブストリーを描きました。めんぞん一刻とは、有りそうで無いボロアパートでの住人と管理人との愛の有り方、成長の仕方を描いた素晴らしい作品です。
ただ、当時はTVの放送では表せなかった部分が多々に有りました。
五代君骨折の前の管理人響子との痴話喧嘩や、最終話近く行くと、三鷹VS五代の喧嘩、そして何より2人が結ばれる前後が原作と少しニュアンスが違い
その話の部分は原作を読んで貰えば、すごく納得し感動すると思います。
昭和の代表作品です。音楽もOPは一流の歌手多々、エンディングは最初だけ
違いますが、2曲目『シネマ』3曲目『ファンタジー』まあピエロと言うバンドが2曲以降最終話まで色々歌いました。(まあ良い曲が多かった)
原画がコロコロと変わり、最初は柔らかい感じがアダルト的になり、また少し柔らかくと、アニメで評価すと原作に負けてる感じが有りました。
もちろん、作者の高橋先生の描き方も1話と最終話では比べ物にはなりません(笑)当時長い年月で道具や書き方、アシスタントの関係もあったりしたんだろうと思います。でも原作お薦めとは言え、アニメだけの話も多々にあり、+-零にしたいと思います。平成生まれの方には無いと思いますが、
作品に幾度となく出てくる公衆電話が有りますが、携帯の無かった時代では
電話は家に有り電話をすると相手側は本人以外の人も出る。これはドキドキした昭和の電話です。今の時代の便利差を考えて見るとこういった名作は出来ないのかも知れません。ただ、今の人達の両親の時代の恋愛を楽しんで感動して欲しいと思います。