熊一郎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かわいいドール達に囲まれてワッキャウフフは少なめなお話
漫画原作。ファンタジー+バトル。全13話。
ローゼンメイデン1・2期、特別編から約7年を経て出された新作。
1期の最初で主人公は「まきます」を選択しましたが、新作では「まきません」を選択した主人公が大学生になっているところからスタートします。ということで時系列的にはつながらないので、続編にはならないということですが、キャラも設定や世界観もそのまま受け継いでいますし、「まきます」を選択した主人公も出てくるので、実質的続編と言えるのではないかと思います。
これまでの3作が、ドールとの日常を中心にしたものであったのに対し、本作では主人公の内面や成長にフォーカスしたものになっています。また、ドールも真紅と水銀燈の2体だけでずっとお話が進み、にぎやかな2体(雛苺と翠星石)の出番が少ないこともあって、全体的にテイストが暗めです。なので、かわいいドールをもっと見たかった、という意見があるのもごもっともだと思います、が、せっかく主人公の設定を「引きこもり」にしたのにこれまで全然意味がない、と思っていた私はかなり興味を持って観ることができました。
まとめると、ドールとのワッキャウフフは少なめですが、主人公の成長の物語として十分見れると思います。