OZ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
勢いで押し通す
今作品を観る前 2期に当たる
『這いよれ! ニャル子さんW』を観ていたので
遡って観る事にしたハイテンションコメディ作品
■勢いで押し通す■
今作品の売りは何と言っても
パロディネタを織り交ぜた
テンション高めのギャグだろう。
パロディを惜しみなく使い
これでもかと畳み掛けてくる。
『仮面ライダー』から『魔法少女まどか☆マギカ』
『ドラゴンクエスト』から『かまいたちの夜』までと幅広く
全ての元ネタを理解するのは困難だが
1つくらい耳にしたネタが出てくるので
「あっ!これ知ってる!!」なんて
元ネタを探すのも一つの面白味だろう。
終始ドタバタ展開の為
真面目な場面でもシリアスに感じないのは
強みでもあり弱点かな。
観ている側からすると
どこまで本気にしていいのか分からないが
【きっと何事も無く大丈夫なんだろうな】と
オチはともかく 先が何となく読めてしまう。
勢いで押し通すのは悪く無いけれど
展開にメリハリが欲しいところだ。
■ハス太君は女の子でも!?■
パロネタ以外になると次の魅力はキャラクター。
ラブコメ要素も含んでいて
ニャル子 クー子 ハス太のメインヒロイン?が3人登場する。
主人公 真尋×ニャル子がメインルートになっており
1期の次点でクー子はまだ候補に入っていないのだが
気になるのは第3のヒロイン?ハス太の存在だ。
中性的で可愛らしく
女の子みたいな容姿をしているも
中身はれっきとした男の娘。
彼も真尋に好意を寄せているのだけれど
性別は男なのでニャル子達と違い
恋愛へ発展する兆しは
真尋の態度を見ても明らかである。
真尋×ハス太は薄い本でしか実現出来なさそうなので
何とも言えないが
ハス太君は女の子でも良かったかもしれないね。
真尋の赤ちゃんを欲しがる等
彼の真尋に対する感情が最もカオスである。
■あとがき■
観終わって感じるのは
ニャル子役の阿澄佳奈さんは適役だなって。
溢れんばかりの元気ある声は
作品を華やかにしてくれたな。
2期を先に観ていたので
雰囲気は掴めていたけれど
1期も同じだったね。
良く言えば安定しているが
悪く言えばノリがワンパターンで
前半は面白いが後半に入るとバテ気味。
とは言え 明るく展開していくので
パロネタやハイテンションギャグが好きなら
問題無く楽しめる作品だ。
満足度 ★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)