け~・える・い~ さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
最後で・・・
少年誌連載の典型的な三角関係コメディ。
{netabare}
結構楽しんで見てたんですが、最後の2話ですべてぶち壊しににされた感じです。
文化祭の演劇、ジュリエット役の小咲が本番直前に怪我、急きょ千棘が代役として舞台へ。しかし全く練習してないので当然まともな劇になるはずもなく、結局はドタバタのアドリブ劇に。それでも客にはそれがうけて大成功、万歳・・・・ってなにこの展開。
打ち上げでは、千棘を囲んでクラスメートは大盛り上がり。一方、本来主役だったはずの小咲は教室のすみでポツンと一人ぼっち・・・・このクラス気持ち悪い。
文化祭って、クラスみんなで、あーだこーだと議論を重ねながら何週間もかけて準備するものでしょう。それが準備や練習はほとんど台無しになったけど、客にうけたからそれでOKってみんなが手放しで喜べる。そんなわけないでしょ。リアルだったら、悔しさのあまりに泣き出す子がでるような状況ですよ。
フィクションの文化祭にそんなに目くじらたてても仕方ないんだけど、あまりの違和感にドン引きしてしまいました。
いくらフィクションでも、視聴者が共感できないものは、視聴者を作品世界から引きはがしてしまって物語をだめにしてしまうと思います。
それとも、作者(脚本家?)は、こんな展開の文化祭であっても登場人物(またはリアルの高校生)は、成功だったと感じると本気で思っていたでしょうか。
ま、ただのご都合主義が行き過ぎただけだとは思いますが、そのおかげで私の☆評価は物語が一気に減点です。
{/netabare}