Anutem さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルなし
トップ1と比べても何の見劣りもしない作品。むしろテーマ性でいうならこちらのほうが余程難しいことをしていたように見えたかなぁ
ノノが最初から連呼する「ノノリリ」の意味するところは中盤になってトップ1の主人公であることが示唆されるけれども、実際、ノノにしてもどうやればノノリリになれるのかはわからない。
一もう一人の主人公であるラルクも最初からバスターマシンを動かせるけれど、トップレスである以上「上がり」の恐怖は知っている。これをもろに表現してるのがニコラスやサーペンタインの双子で、その執念はポップなキャラデザからは考えられないほどのもの。特にニコラスなんかは完全に上がりを迎えてしまったらば、ノノを襲って、どうしてもトップレス能力=バスターマシンに纏わる自分の存在意義を守ろうとする。ニコラスの場合は凄絶すぎて唖然とするだけだけれど、カシオの場合になると切実すぎて涙がでてくる。
その辺りのストーリーの展開で一番悲惨になるのはラルクで、ニコラスから女として放り投げられただけでなく、結果としてトップレスの能力も封じられてしまう。そこからノノに依存しようとする → 一人の女の子としてディスヌフを動かす、の話の流れは正直トップ1より熱いと思った。
メインには余りくいこんでこないけども、チコの立ち位置がすごく好き。三話まで、必死になれるということ自体がキャラとしてすごく魅力的だった
全体として、キャラクターの魅力が素晴らしく溢れてくるアニメかなと思う。トップ1と比べる必要がないくらい独り立ちした作品