noira さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
萌える文化が異世界を侵略する
ヒキオタニートの主人公が日本政府に騙されて異世界に連れて来られてしまうところから話が始まります。
そして、その異世界での彼の仕事はオタク文化を広めること!
と言う、異世界が絡む話としては斬新過ぎるストーリー設定になっています。
他に類を見ないこの設定は、個人的には好印象、大好きです。
ギャグ有り、シリアス有りの本作は、難しいことを考えずに単純に楽しめる内容になっていると感じました。
{netabare}
ギャグに関して言えば、
「僕の魔力は53万です」とか、「目がぁー目がぁー」等、
分かりやすいものから、プロにしか分からないものまで盛りだくさんで見ていて楽しかったです。
アイキャッチの「好きな○○」もパロディしまくりでニヤニヤしてしまいました。
シリアスに関して言えば、身分や種族による差別問題、異文化間の社会問題等をきちんと描いている点も良かったです。
しかし、話数的に妥協せざるを得ないとは言え、若干あっさりな印象は否めませんでした。
{/netabare}
尚、本作を彩る登場人物達も異世界ならではです。
ハーフエルフのメイド。ツンデレ幼女な王女。天然獣娘。童顔巨乳の自衛隊員。
…見ている際はあまり意識していませんでしたが、こうやって見るとハーレム系ですね(笑)
もちろん皆が魅力的で可愛いです。
{netabare}
ラスト2話のシリアス部分については突然過ぎる気がしましたが、個人的には好きな展開でした。
お国が関わっている事であり、大人の事情を考慮した場合は至極当然の結果であり、リアルな感じもしました。
そして、最後はハッピーエンドで安心しました。
{/netabare}
専門用語が飛び交い、集中して見ていないと置き去りにされるようなファンタジー物が苦手な私としては、本作は気軽に視聴することができ、とても楽しく満足できました。
ファンタジー物をさくっと見たい方、キャラ絵に惹かれた方には充分オススメできる作品です。