退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
好みが別れそう。
原作既読。
頭を使うゲームで、チートするお話。
私は特に気にならなかったが、主要人物の性格にかなり癖があるので、まずそこで好みがはっきり別れると思う。また、原作ラノベらしく他作品へのパロディも頻繁に出てくるので、それを笑えるかどうかでまた別れる。
重ねて前述の通り、頭を使うタイプのゲームでの対戦が色々と出てくるが、お互い真っ当に戦う事は無い。敵も味方も文字通りチート(ズル)を使う。
この作品は二つの意味でチートがある。
俺TUEEというメタな意味でのチートと、作品内におけるズルとしてのチートだ。
この作品の最大の好みが分かれる部分は、そのズルをされた時の解決手段だろうか。
トリックで打倒するのではなく、プレイヤー心理を逆手に取るタイプなので基本的にやりたい放題だ。というか主人公陣営以外のズルがあまりにも酷いのでそれ以外の解決策がない。
福本作品で言えば、これは「カイジ」ではなく「アカギ」だと思うべきだと思う。
この作品が肌に合う合わないは、1話のチェスの描写を見て判断するのが良いのではないだろうか。あれを見て「あ、ダメだ。」と思うなら見ないほうが良いし、「そこには期待していない。」と思うなら見続ける価値はある。
余談だが、声優さんの演技が全体的にかなり良い。芝居がかった台詞がかなり多いのに、ここまで違和感がないのはさすがとしか。