ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それがいやなら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独にくらせ。」
雰囲気は自分好みではなさそう…と避けていたのですが、
あにこれ1位だし、見てみようかな…でも途中でやめてしまうかも…とマイナスイメージで視聴開始。
このシリーズ、種類がたくさんあってまずはどれから見るべきなのか、というところから迷いました。
いろいろ調べてみたところ、見る順番には①劇場版からスタート②テレビアニメ版からスタートの2種類あることが判明。
劇場版とテレビアニメ版はストーリーに接点が全くないから、というのが理由だそうです。
劇場版は設定が難解だということもわかったので、まずはテレビアニメ版から見ることにしました。
全26話です。
●ストーリー
公安9課。それは、内閣総理大臣直轄の防諜機関。
異常犯罪やサイバー犯罪などの国民に与える影響の大きな犯罪の捜査、テロリズムの抑止・検挙…などがお仕事。
ざっくり言ってしまえば、事件を単独で追いかける警察です。
事件を解決するというより、真相を解明するといったほうが正しいかな。
闇に隠れている真相をあばきます。
その真相はけっしてきれいなものではない。
でもそれが、ストーリーをリアリティあるものにしています。
雰囲気は予想通り私好みではなかったけれど、話はよくできていて引き込まれるし、おもしろいと思いました。
ただ、設定やセリフが難しくて^^;
最終回の笑い男のセリフとか何言ってるのか意味不明でしたww
本当にこの作品を楽しみたいのならば、2周目からが本番かな、と思いました。
●世界観
ジャンルとしては、サイバーパンクSFというものだそうです。
☆サイバーパンク(wikiより引用)
人体や意識を機械的ないし生物的に拡張し、それらのギミックが普遍化した世界・社会において個人や集団がより大規模な構造(ネットワーク)に接続ないし取り込まれた状況(または取り込まれてゆく過程)などの描写
…雰囲気伝わった?笑 (私はわからなかった!笑)
近未来が舞台で、人間が体を機械化していたり、ロボットが人間と同じように思考・会話していたり。
そこから生まれる葛藤も描かれています。
タチコマ(多脚戦車)かわいいよ。そしてタチコマのバトーさんへの愛には泣いたよ(;;)
●感想まとめ
個人的な好みからは外れるのですが、見てよかったと思える作品でした。
ストーリーもよくできているし、いいラストだったし、伝説に名を残すのも納得です。
近未来が舞台の作品が好きならおすすめです。
●音楽
菅野よう子さんが音楽担当ということで、見る前から期待していましたが、お見事でした!
雰囲気のある、素晴らしいBGMばかりでした。
OPも、一瞬で作品に引き込んでくれて。まるで魔法の扉のようでした。