nk225 さんの感想・評価
1.8
物語 : 2.0
作画 : 1.5
声優 : 2.0
音楽 : 1.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
4月スタートのTV第2期は「完全にプレスコ」で収録
「シドニアの騎士」は、「BLAME!」「BIOMEGA」「NOiSE」などで世界的に知られている弐瓶勉さんによるSFマンガを原作としたアニメ作品。宇宙を旅している人類の生き残りと太陽系を破壊する対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)の戦いを描いている。アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズが担当。TVアニメ第2期となる「シドニアの騎士 第九惑星戦役」は2015年4月スタート予定。
2014年4月から6月までMBS、TBS、CBC、BS-TBS『アニメイズム』B1にて放送された。制作を担当するポリゴン・ピクチュアズの設立30周年記念作品であり、日本のテレビアニメへの本格的な初参入でもある。ポリゴン・ピクチュアズが得意とする3DCGが利用されているものの「アニメ感を強く出すため」として背景など一部に手書きが併用されており厳密にはフル3Dアニメではない。監督の静野孔文は本作を「2Dを活かしつつ3Dを中心に制作した作品」「デジタルアニメーション」と定義している。
衛人のCGモデルのベースは、コトブキヤが模型化する際に作成した図面を利用しているが、表面のキズや汚れを単にモデリングするだけでなく、機体毎にキズのパターンを変えたり、部隊ごとに担当エリアが異なるという設定を追加し、一八式は部隊ごとに異なる配色にしたり腕章のデザインを変えるなどの演出がなされている。
BD / DVDでは3Dの利点を活かし、放送版とは異なるアングルからの映像が特典として収録される。またBDではリニアPCMの2ch音声に加えてドルビーTrueHDによる5.1chサラウンド音声が収録されている。スターチャイルドから発売されているBDによるTVアニメ作品においては本作が初めてである。
キャラクターデザインを担当する森山佑樹は当初、原作の絵柄と近年(2010年代)のアニメで主流となっているデザインの中間案を提示したが、監督は原作と違う作品になってしまうと判断し、最終的に原作のデザインに近いCGモデルと森山のデザインをモーフィングした「原作50%と今風50%」の案を選定した。
原作では外来語を避けて極力日本語を使っているが、アニメでも「対惑星ミサイル」を「対惑星誘導飛翔体」と言い換えたり、サブタイトルを漢字二文字に統一するなど、原作の方針を踏襲している。
ポリゴン・ピクチュアズは2013年にインドネシアとシンガポールで開催された「ANIME FESTIVAL ASIA」において、谷風役の逢坂などが審査員となった声優のオーディションを開催。選ばれたシンガポール人のシャーメイン・タンが11話で管制官役として参加した。
一部登場人物の名前や勢威の配置転換の理由など、アニメで初めて明かされた設定も多い。
オープニングテーマ「シドニア」
エンディングテーマ「掌 -show-」