nmx さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
くどい描写と、メッセージ性が強い?作品。 勧めれない
・・・としか、
正直、評価できない。
単なる言葉遊び、
あるいはてきとうな言葉を並べたような、、
(例えば、例としてはおそらく「ラーゼフォン」がそうであるように)
そんなものならば、
特筆したいと思うところはない。
アスカと綾波のかわいさくらいだろう。
この作品で言いたかったのは―
おそらく、
人の精神世界の融合の話なのだろう。
時を越え、「自我」という垣根(ATフィールド)を越え、
そして他人と混ざる。
それはつまり身体と精神を
死者・生者を問わず一緒くたにした世界を創造すること。
そして、
それ自体が自分や他人を傷つかない・つけない世界の実現であり、
これが理想的な世界に見えたが・・・
というのが劇場版の話だったと思う。
テレビ版では、
今生きてる世界への勝手な自己の先入観によって、
世界の中で自分が必要とされていないと感じる。
あるいは自分の居場所を見つけられないことへの
悲観的な見方を引き合いに出した上で、
シンジ自身が生きてることが
そのまま実は希望であるということに気付き、
それを(脳内妄想の)周囲の人から祝福を受ける…
という形で、
締めくくっていたように見えた。
要するに挫折からの克服だ。
至って明快にして単純なつくりである
伏線もなく、あるのはただただシンジがグジグジとする
自己葛藤のシーンが最終回まで多々あり、
それとの対比によって、感動を呼ぶつくりだろう
絶望からの希望、似たような例はたくさん
見受けられる
自分としては、
主人公のグジグジ加減で言えば
ギルティクラウンの方が好きである 笑
ヒロインもかわいいよ ←
…後は、
テレビ版にしても劇場版にしても
正直くどいと言わざるをえないような、
そして自分にとっては不快に感じられた、
シンジやミサト、アスカなどの自己葛藤が多く描写されている。
これが生々しく見えたのは、人の欲または根源に関わる事
であるからだろう。
当時、
そういった"人間らしい"部分を
積極的に描き出したという点で、
評価に値するらしいが…
行き過ぎたファッションが、
もはやファッションではないように
私にはそのような評価は出来ない
・・・精神世界の創造の話は、
有名な「コードギアス」でもとりあげられた話である。
源流は哲学者ユングの集合無意識の話にあるようにも感じられる。そしてなにより、
コードギアスの方が断然おもしろい。
では、
果たしてなぜ
あえてこの作品を皆がおすのか、
その理由が分からない。
何が楽しくてこんな流血アニメ・人の醜さをほとんど集めたような作品に魅力を感じるのか。
劇場版の終わりも、
結局アスカを殺そうとしたのは、
アニメの結論と
(「自我を傷つけないように、他人を排除・合体する
=精神世界の創造」に、人の理想はないのだと、結論つけていたはずなのに)
食い違っている。
なんか、わけの分からん、もしくは
人気故に尺を伸ばすのに必死だった作品にしか
見えてこないのである。
このアニメは他人に勧められた物じゃないと思うのだが。
それと世間一般として、
アニメ好き=エヴァが好き
みたいな構図はやめて欲しいものである
個人的には、エヴァでアニメという世界を紹介するのは
その人がアニメと関わる重要な機会を、
台無しにしてしまう機会になると思うからだ
自分はとらドラから入ってよかった←
エヴァと自分の間には、
ATフィールドを張っていたいものである
見所があれば、
ぜひお伺いしたい。