あしすと さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
60点アニメの傑作
まず最初に断わっておきますと、60点というのはこのサイトにおける評価点数ではなく、自分が評価した点数です。
(私のプロフィールページに他の作品の私の評価も載せているので、もしよろしければそちらも参照してください)
本題に入りますが、私は「60点アニメ」を割と好みます。
なぜなら80点以上のアニメに巡り合うと、それが面白すぎて、
①次回の放送が待ちきれなくて気になりすぎてしまう
②1クールアニメの宿命として、最終回の終わり方が「物語はまだまだ続く...end」なのは割と多いですが、その後のストーリーが気になりすぎてモヤモヤしてしまう
➂モヤモヤするので原作に手を出してみるが、原作もまだ完結していないため、既刊最終巻まで読み終わったところでモヤモヤしてしまう
④そのアニメが終了すると、あまちゃんが終わったときの「あまロス」的な現象に襲われて寂しくなってしまう
・・・ということに悩まなくてはならなくなってしまうからです。
見ているアニメ全部でこんなことになってしまっては疲れます。
だから私は視聴するアニメの中に、60点のアニメを意図的に多めに入れるのです。
そういった意味で、ニャル子さんは今まで巡り合った60点アニメの中では最高傑作でした。
・分かりやすい設定、分かりやすい展開、分かりやすいキャラクターでウィキペディアを見なければならなくなることもなく、
・気になって仕方がない展開のまま、回をまたぐこともなく、
・謎の黒幕が伏線として残されたりもせず、ヒロインの恋愛感情がモヤッとしたまま終わったりもしないため、「ニャル子ロス」になることもない。
90点のアニメにどっぷり感情移入してしまったときなどは、合間にこういう60点として完璧な出来の作品を見ることで気持ちが切り替えられます。
ま、こういう視聴するアニメのチョイスの仕方は自己流ですけどね(笑)
一つ思うのは、私はこういうタイプの作品は60点アニメとして満足してしまうので、円盤はおろか原作やグッズ購入には当然至りませんから、制作者様には申し訳ないな、ということ。
とは言ってもそんなこと考えてたらお金も時間も足りませんし、その点についてはお許しくださいな(笑)