退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
友達は頼むのではなくて自然に出来るもの。
ライトノベル原作。ジャンルはラブコメディ。
ゆったりとしていて共感が出来るシーンをたくさん描いています。
考えされられるシーンはほとんどなく、コメディ色が強い作品。
明るくてポップな事から「中学生・高校生」向けですね。
いやらしいシーンもあるので、そこを考えれば男性向け。描き方が生々しいので....。見ていて良い気分にはならなかったです。
ブリキさんの絵は綺麗だけど、性的なアピールをしているので好みが分かれるかも。許容できる方なら大丈夫です。
凪のあすからの時にはそこまで感じなかったけれど、強調しすぎてるからでしょうか。(どことは言わないけど。)
■僕は友達が少ないってタイトル。
「僕は友達が少ない。」
何気に友達はいるのが普通ですよね。どこの子を見ても、一人ぼっちの子でも最近はネットでも友人を作っていそうです。
例えば、十人しか友達がいない人は、三十人も友達がいる人を見て、『僕は友達が少ない』と思うかもしれません。
例えば、三十人しか友達がいない人は百人友達がいる人を見て、『僕は友達が少ない』と思うかもしれません。
誰にだって、『僕は友達が少ない』と思う瞬間は一度や二度存在したのではないでしょうか?
そういう共感が出来る題名にすることによって、少しだけ興味を持たせる。
この時期のオタク文化は、少なからず批判を受けていた時期でもあります。それなので、友達が少ないと同じようなマイノリティを感じていた人もいたわけで。
そういった人も多くいたので、このタイトルが受ける要因になったのではないでしょうか?
■友達を作りたいという誰しも思う願望
「友達を作りたい!」と思った事は多くの人がありますよね。
生まれてから友達を作りたいと思わなかった人もいるかもしれませんね。
もしいたら、私のところに来て欲しいです(笑)
そして、この作品は、登場人物の最終目標が友達を作ることですよね。例えば、一緒にカラオケをしたいやある事を語りたい友人など。
それが「あ、私も友達を作りたいと思っていたんだよね」という共感を呼んで、観やすい作風を生んだのだと思います。
■あるあるネタを含ませる
カラオケネタやゲームネタをストーリーへ加えることによって、視聴者が入り込みやすい、共感しやすい作品になっています。
日常生活でよく会話が、アニメの中でされていたらどう思うでしょうか?
視聴者は自分の時なら「どうするだろう」と考えてる時もありますよね。
それもまた共感しやすさに繋がっていると思います。
そういう極一般的な学生がやっていそうなことをアニメの中に取り入れます。
それで視聴者が入り込みやすい設定を作り出したのです。
■友達はなってくださいと頼むのではなく、自然になっているもの
薄っぺらいけれど、こういう事。
登場人物が友達を作る過程で、「友達になっている」というアレ。
友達とは自然に出来るものである。友達は「なってください」と頼んで出来るものではなく、「絡んでいたら自然と友達になっていた」パターンがほとんどだということです。
■総評
コメディ物の世界観として、ギャグ要素も強い作品ではあります。
その為に、世界観もゆったりとした日常的な雰囲気。
大した出来事も起こらない上に、葛藤や対立も少ない。ドラマといった部分が薄い世界観なんですよね。
少しだけ見て笑える、そんな作品です。ライトな感じを楽しみたい方におすすめします。逆に深みを求めている方にはおすすめしませんね。
ストーリーがあるので、ギリギリ「コメディもの」だと感じました。