絶対負政 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最後の3話が中二病的には超絶大好物な作品でした
2013年秋期アニメの良作です
最初この作品を知った時は「これは昭和アニメのリメイクか何かなのだろうか・・・」と思い、見るつもりはありませんでした。しかし、あまりにも話題になっていたものですから、とりあえず視聴してみる事にしました。
最初はまぁそれなりに面白かったです。戦闘シーンも迫力があってよかったのですが、どうも作画がいまひとつでしたね。6話くらいまでは普通のお話でした・・・が、7話でマコが2ッ極制服を着こなして龍子と戦う事になります。それに対しマコは戦いの中で何かを思い出し、改心し、極征服を脱ぎ捨てます。そして、EDのイントロと共に極制服を切り裂き、花火が上がるのですが、この回を見て、自分はこの作品を完走しようと決めました。そして、まさかこのお話しが最終話で生きてくるとはこの時知りもしなかったのです。
話しは一気に飛び、まぁ何やかんやあって、皐月や四天王とヌーディスト軍団と手を組み本当の敵を倒しにいく展開になるのですが、自分達の本拠地となる母艦が何故か回し車発電でして、みんな疲れきってまわせない状況になり、エネルギー不足直前に陥るのですが、なんとここでマコが再び2ツ星極制服で全力疾走してくれます。それだけでなく、歴代の各部長達まで手伝ってくれます。その時の会話が
龍子「マコ、マコなのか!?」
マコ「みんなも、みんなもいるんだよー!」
テニス部部長/ボクシング部部長/南京玉すだれ部部長/ラグビー部部長/ダンス部部長/園芸部部長/サッカー部部長・・・といった2ツ星極制服を着こなせるみんなも応援に来てくれます。これ全力で感動でした。
船の方は、四天王達の極制服が復活し、『三ツ星極制服・極めの戦装束』で大戦力となってくれます。これも感動です。
最終回は、みんなで追い詰めた敵を倒しにいくのですが、今まで出してきたOPをいいシーンで使ってきます。本当にこの監督は『歌の使いどころを分かっている監督』だと評価したいです。いくら名シーンでも歌があった場合ととなかった場合では感動がまったく違います。「中二病でも恋がしたい」のラストの2人で自転車全力疾走シーンはOPのBGMが入ればもっと盛り上がったのにと残念でしたが、この作品はその重要性を本当に分かっていて、盛り上げるべきところにしっかり歌を起用しています。
最後まで見て本当に良かったと思える作品でした。
機会があれば見てみてください