のろふぇ さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
評価すべきか、せざるべきか
太古の超文明の遺産イデに取り込まれてしまった、辺境の移民星ソロ星の主人公達と、そこへ乗り込んでしまった地球人の敵対勢力バッフクランの女性。
ソロ星の住民達は、コントロールしきれないイデを使いこなせず、バッフクランの攻撃からひたすら逃げる選択をする。
バッフクランは、民族の伝説的象徴であり、無限のエネルギーを持つ存在として追わねばならなくなる。
基本軸はそこで、最終的に人々がどう行動しようが、すべてイデの意志に左右されて、最終結末を迎えることになる。
結末に向かう過程はただただ悲惨。
幼馴染も、幼児も、イデを研究していたものも、バッフクランと地球人の和解を望んだものも、すべて巻き込んでの破滅を迎える。
TV版を見ていないと、冒頭のキッチキッチンやギジェのあっさり死は、訳がわからないでしょうねぇ。映画だけだと二人とも出てきた途端に死亡する。
接触編は発動編へ繋ぐためのTV版のまとめであり、そのくせTV版と微妙に違うので、それも混乱の要因。
主人公の「運命は自分自身で作る」という強い信念は好きだけど。
魂の輪廻転生を強く信じる人には、評価が可能な作品なのかもしれない。