のろふぇ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
コメディだけど、最後は結構悲しい
コメディタッチで死後の生徒達が戦う。
個性的なキャラが、特に男子キャラが多く登場する。
どれもこれも癖があるキャラで、なかなか面白い。
ストーリーは突発的な事態が多く、流れが大きく変わったりして先を読ませない。
凄惨な人生を経験したユリが「死んだ世界戦線」のリーダーとなって、この世界と神の秘密を探ろうとする。主人公の音無は記憶の無いまま、死後の世界にやってきて、戦線メンバーに加わることになる。
序盤は毎回、対天使オペレーションが出され、それを軸に話は進む。
この死後の世界から消えて転生する条件は、自分の人生を納得したり心残りだった事を叶えて満足してしまうこと。
ところが話が進むうちに、神の使いである天使が限りなく人間に近く、神の存在する形跡すらないと判明していく。
天使が敵で無いことは、見てる人はわりと早めに気付きそう。
現実の日常の学生生活の閉塞感と、死後の架空世界でのそれぞれ報われなかった人生をうまく重ね合わせているように思う。
☆結末☆
ユイが消えていくところから、かなり悲しくなる。
最後皆消えていくところはとても悲しいね、これ。
しかもかなでの正体ばらしてから消すかって思った。
それも含めて良作。