のろふぇ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
エルサはなぜ雪の女王に?
素直に楽しめるディズニーアニメ。
王女の姉エルサと妹アナの二人を中心に話は展開する。
エルサは冷気を操ることが出来、それが原因で小さい頃にアナに怪我を負わして以来、表に出ることが無くなる。
アナは記憶を失い、なぜ姉が出てこないのか理解できない。
国王が遭難し、エルサが女王になるのだが、冷気を抑えられずに騒ぎを起こし城から逃亡する。
ここであの有名になったLet it go の曲に乗ってエルサのエモーションが説明される。のですが。
ちょっと思ったのは日本語版を観た段階では、なぜエルサが城を捨てなければいけなかったのかが分からなかった。
魔法を使って騒ぎを起こしたのなら、帰って謝ればいいんじゃないかと。
{netabare}
歌でも、
「風が囁く、このままじゃだめなんだと、ありのままになってみた」
であり、飛び出す理由が本人のわがままのように思え、説明不足に感じた。
後でたまたま英語版の歌詞を見聞きしたのだけど
「頑張ってみたけどダメだった、いい子でいるのは無理。もう私は自由なの」
と、日本語版を補足する情報がありました。
また、日本語版よりも主体的な意志の強さが英語版には感じられました。
例えば「少しも寒くないわ」の部分は、英語版では「冷たい風だってもう私を邪魔しないわ」であり、ニュアンスが微妙に違うように思えました。
自分的には英語版歌詞の情報も得て、「今までの耐える生活が限界で自由になりたくて飛び出した」のだと納得が少しいきました。
国とアナの命を救うには真実の愛が必要なのですが、この愛を見つける相手が思った人物とは違いました。でもこれは姉妹の話なのですから、ああそうなるのか、と納得はいきました。
{/netabare}
総合的に、親子でも楽しめる、いいアニメだと思いました。