yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
あれ?キョン、こんなところでなにしてんの~?
と思わず画面に突っ込んでしまった。
それほど相沢祐一君はキョンと似ている。
中の人が同じというのはもちろん大きいのだが、タッパがあるところとか醸し出す雰囲気なんかもそっくりである。
冗談はさておき、いい話である。
泣くべき作品である。
4人の女の子とのストーリーがオムニバス形式に近い形で展開される。
4つのストーリーは、それぞれがそれぞれの結末を迎える。
それぞれの結末は切ないものであったり、少し残念なものであったり、哀しいものであったり、それらが混ざり合ったものであったりする。
そして、奇跡がおこる。
極論してしまうと、すべてのストーリーはこの奇跡への助走みたいなものである。
しっかり助走してきたからこそ、この奇跡へのジャンプが上手くいくのである。
ただ、この助走が9割を占める。
奇跡にもお話の締めくくりにも、助走にだって不満はない。
だが、私は泣かなかった。
泣くことが出来なかった。
泣けるほど、この世界に入り込むことが出来なかった。
なぜなんだろう?
確かにキャラデザは好みとは言えない。
でも、ハルヒと同じじゃん。
ヒロインのキャラ付けのための口癖がウザかった?
でも、慣れるよね。
祐一君と相性が悪い?
今まで相性のいい男性キャラなんていた?
わからないのである。
なにが、私の感動を阻んでいるのか。
相性が悪いの一言で片づけてよいものなのか。
私は考えるのである。タイ焼きを食べながら。