nk225 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
BD/DVDの第7巻は2015年1月30日予定(特別編TV未放映)。
これまで主に4コマ漫画を描いてきた宮原にとっては初の「ストーリー形式」の連載漫画作品となる。なお担当編集者は当初「4コマ漫画を始める」と『アワーズ』編集長の筆谷芳行に伝えていたため、ストーリー漫画のネームを筆谷に見せたところ相当驚かれたという。第1回がわずか10ページなのもその名残である。
舞台は他の宮原作品同様に岐阜市をモデルとした地域だが、人物の関連性などハイパーリンクの手法は使われていない。なお宮原の別作品『恋愛ラボ』(芳文社『まんがタイムスペシャル』連載)のキャラとのコラボ作『かわいそうなラボ』が、『アワーズ』2013年10月号および『まんがタイムスペシャル』2014年6月号にそれぞれ掲載されている。
2013年11月30日発売の『ヤングキングアワーズ』2014年1月号でテレビアニメ化が発表された。
2014年4月より6月までTBS、BS-TBSほかで放送された。
ロゴは原作のものとデザインこそ同じだが、「河合荘」にルビが記されている。
監督は『ブラッドラッド』の宮繁之、シリーズ構成は『ダイヤのA』の古怒田健志、キャラクターデザインはメインに『アラタなるセカイ』の栗田新一、『黒子のバスケ』などで作画監督を務めた河野真貴に加え、サブとして『神様はじめました』の山中純子と『DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION』などで作画監督を務めた深川可純の合計4名が担当。音楽は『中二病でも恋がしたい!』シリーズの松田彬人、アニメーション制作は『ディーふらぐ!』のブレインズ・ベースがそれぞれ担当する。製作協力にキッズステーションが参加している。
テレビアニメ化に際し、宮は河合荘の住人たちの日常そのものが魅力として、なかでも律の表情や仕草、宇佐主観の妄想カットにおける律を挙げている。原作の持つテンポ感、爽やかさ、青春の甘酸っぱさなどをアニメーションとして再構築することを念頭に置いている。声優陣のチームワークにも助けられ、彼らによるアドリブが豊富に盛り込まれた生の掛け合いを推している。また、律の喜怒哀楽については何かしらの余韻が残って妄想が広がるように努めている。なお、舞台である岐阜の景色は実際に取材したものが描かれている。
オープニングテーマ
「いつかの、いくつかのきみとのせかい」
OP最後のカットが、第6話までは春仕様(長袖の冬服と竹刀)、第7話以降は夏仕様(半袖の夏服)になっている。
エンディングテーマ
「My Sweet Shelter」