コカコーク さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
京都アニメーションの進化は続く
京都アニメーションを宣伝するCM。(3〜4種類くらいあったかな?)
これがしばらく前から流れていたのだが、だんだん作風が変わっていった。
飛行船のもの、和風のもの、だんだん繊細な方向によく動くように。(今思うとこの作品のための実験だったのかもと思わせる)
前置きが長くなったが、この作品、線画が細くよく動く。
万華鏡を覗いているかのような美しい色彩。
それらが組み合わさって、触れれば壊れてしまいそうな、繊細なガラス細工のような魅力を放っている。
(全体を通してこのようになっているわけではないが、観終わって数ヶ月経ち、一番強く残っている印象である)
ストーリーは違和感を感じるところもあったが、うまく纏めていたのでまずまずの評価。
最大の欠点は声優で、明らかに浮いていた。他が良かっただけに余計目立ってしまっていた。
過去の成功作にあぐらをかかず、進化の可能性を感じさせた上良作。