N0TT0N さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世界三大○女。
BLACK LAGOON The Second Barrageと併せてのコメントになります。
日本人サラリーマン通称ロックがある事件をきっかけにアンダーグラウンドな運び屋ラグーン商会に拾われ、アンダーグラウンドなアジアの街ロアナプラ(架空)で生きていくアンダーグラウンドな物語です。
とにかくカッコいい。
COOLという表現もコイツらになら使っていい気がする。
特に、ロックの仲間で常にギラギラとした自分を持て余しているレヴィと
戦闘能力がハンパないホテルモスクワを率いる大幹部バラライカ
スターをゲットしたときのマリオか?!と思うほどの無敵さを誇るロベルタ
この地球上で最も恐い上から3人の女の戦いっぷりを堪能するアニメと言っていいでしょう。
主人公ロックも悩みながら生き方を模索したり、覚悟を決めたり、策略を巡らせたりするけど、ロックの1番のミッションは物語のカメラ役。
一般人meetsアンダーグラウンドのモルモット。
なのでほぼ個性ありません。
ロックを見るんじゃなく、ロックを通してぶっとんだ女達を鑑賞しましょうっていう視聴者の内部工作員的キャラです。
回毎のゲストキャラ(まあロベルタはゲストキャラだが‥)もみんな甲乙つけがたい程の強さだけど、やっぱり3人は別格。
その外、レヴィとダッチ、暴力教会のシスター、バラライカに中国の刀女の会話はCOOLだったり笑えたりで、カウボーイビバップのような味わいがある点もポイントが高い。
ロックとレヴィは悩んだりぶつかったりしながら(当然ぶつかる場合、銃が登場したりする)お互いの違いを感じたり、分かり合える部分を感じたりと、気持ちが揺れ動く微妙な関係性で
特にレヴィにとってロックの存在は、アイデンティティというか自分の深い部分を掻き乱されることが少なくなく、レヴィが感情的になる引き金になることが多い。
ロアナプラで生きていくための「生き抜き方」と、甘いのかもしれないロックの「生き方」の折り合いは考えさせられる部分。
というわけで、1・2シリーズはほんと面白いです。
ただ、OVAのロックはちょっと調子にのりすぎた。