chariot さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
全24話。
序盤は事件が起こり、頭の回転の早い女の子が推理する2~3話程度で1つの謎を解く感じの推理物。
中盤以降は事件解決と少女の出生の秘密や主人公との恋というよりは友情、かな?
終盤は中盤で撒いた伏線回収と世界的な事件に…
という構成。
全体的には面白く観られましたが推理物が好きな方にはあまりお勧めではない気がします。
結論を観てしまえば矛盾点はほとんどなく上手く作られていますが、推理するにはちょっと情報が足りない気もするので。
視聴者は天才的な少女の推理を「うわ~すご~い」と思えばいいのだと解釈してます。
{netabare}
気になったというか、バカには理解出来なかった点。
「クイーンベリー号事件」
・1発目に撃ったもので動機が解るとヴィクトリカは言ったけど、撃ったのが鏡だと解った所で僕には動機が解らなかった。
「春来たる死神」
・ライダー殺人事件の意図。
推理により金髪の女性で手に怪我をしている、で犯人逮捕・・・まではいいけれど、転校して来たアブリルも金髪で手に怪我をしていた。
ん?真犯人か?と思いきや関係なかったようで・・・
結局わざわざ首まで飛ばしてライダーさんが殺された意味が・・・
ミスリードを狙ったとしては微妙です。
またマクシムが扉に寄りかかって死んでいた件。
背後から刺されたとかなら解りますが閉じ込められて死ぬまでずっとその姿勢でいたのか?
普通なら諦めて横になるのでは?
「戦時中逃亡中」
・ヴィクトリカ、なんで銀髪に・・・?
これについては検索しました所、度重なる心労(母やブライアンの死)により色素が抜けたとの事。
・・・銀じゃなくて白髪だったのか・・・。{/netabare}
とりあえず前半は事件解決物、後半は愛の(男女、母子、友達と多方面で)感動物とポイントが違うので飽きずに観られました。
最終話も綺麗にまとめてあるので、九条の「ヴィクトリカぁ~」と何度言うんだ!ってうざさに耐えられれば楽しめるはずです。