リクポテ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
後半からが本番(* ̄ー ̄)
海と地上どちらにも人が住む世界。
海底の村にすむ主人公の先島 光、その幼なじみの3人、向井戸 まなか・比良平 ちさき・伊佐木 要。彼ら4人は海の中の中学校が廃校になったことにより、地上の学校に転校することになります。そして地上で同い年の好青年 木原 紡と出会います。
この5人を中心としたラブストーリーとなっています。
true tears、花咲くいろは、TARI TARIなどを手掛けたP.A.WORKSのオリジナルアニメーションです。
半年ぐらい前からずっと楽しみにしてた作品です。
最初のほうは何か予想していたよりつまらないなぁと思っていました。
決して話のテンポが良いわけではなかったので、やや中だるみした感はありました。
ですが、多くのユーザーの方も述べているように2クール目からはまるで別物!
設定を見事に生かしていて、ビックリするくらい面白くなります!!
しかも、毎話EDへの入り方が絶妙で次回がホントに気になって仕方なかったです。
ここまで後半に面白さを感じたのは自分はシュタゲ以来かもしれないです。
不満点が全くないわけではないですが、完璧なアニメなんてないので仕方ないですね。
{netabare}
エナの覚醒が最終回にいくにつれてずいぶん安っぽくなっているところがちょっと残念(-_-;)
あと最終回は特にファンタジー要素が強すぎるかなとも思いましたね。
{/netabare}
秀逸なのは心理描写がとても丁寧なところだと思います。
不安、葛藤、揺れ動く恋心など様々な状態がよく伝わってきます。
○○の言うこと思うことも分かるけど、△△の言うこと思うことも分かるなぁというふうにいろんなキャラに感情移入して見てました。
{netabare}
さゆの5年越しの告白、そして要の涙にこっちも泣いちゃいましたね(T-T)
この2人が報われたことがホントに救いでした。
{/netabare}
そしてP.A.WORKSお決まりの神作画!!
今回もそのクオリティは圧巻でした( ; ゜Д゜)
どうやったらこんなきれいに作れるんだろうって素直に思っちゃいます。
音楽も良かったですね!
OPは1st,2nd共にRayさん、EDは同じく1st,2nd共にやなぎなぎさんが担当。
どの曲もホントに素晴らしいんですが、強いて挙げると2ndEDの「三つ葉の結びめ」が特にお気に入りです。
BGMもすごく合っていました。
歌の映像の中にも伏線があったりしてなお楽しめました。
{netabare}
2ndOPは各々の視線の先が好きな人である。
とか、
2ndEDではまなかの顔が映されない→愛する心を失っているので誰にも振り向いてくれない
などなど細かい演出にも力をいれていることがうかがえますね。
{/netabare}
声優さんの熱演にも注目できます。
個人的にMVP級だったのは紡役の石川さんと、うろこ様役の鳥海さんです。
石川さんは淡々とした口調の中にも気持ちがこもっていてすごいなぁと思います。最近いろんな作品に出演してますね。さらなる活躍を期待(^_^)
うろこ様は登場回数は決して多くはないものの、物語の核心部分をつく際の鳥海さんの渋い演技が最高でした。
2クール目からが本番です。
前半で諦めず、是非最後まで見てほしい作品です!
楽しみにしていたぶん、期待以上に面白かったので嬉しかったです(^o^)v