アニメ視聴記録置き場 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良い意味で声優アニメ
【物語】
大きな物語としては宇佐が律と携帯番号交換できるくらいまで仲良くなりましたでしかないので、1話1話のエピソードがどれくらい面白いかで評価するしかない。15分で完結するものもあったし、マンガを読んでる感覚で見れた。
【声優】
佐藤利奈と金元寿子の2人が素晴らしかった。特にサトリナの良い意味で若くない声がこれ以上なく嵌っていて、彼女を軸とした掛け合いの楽しさが作品の面白さに一役買ってた。金元さんの小悪魔or悪女の役柄も嵌っていた。シドニア、リドル、これと色々な役柄を楽しめたので、今期でかなり株があがった人。
【キャラ】
ダメ女と悪女が主導権を取りつつ、河合荘の面々が奇妙なバランスの上で成り立っていて感心。宇佐は手に口を当てる女々しいポーズさえなければ、もーちょい評価してた。
【作画】
やたらと光が差し込み、ケバケバしい色彩は慣れるまで時間が掛かったけれど、酷く崩れはしなかったし、デフォルメキャラや文字演出の多さは、コミカルな作品なので合っていたと思う。
【音楽】
OPのfhana、EDの花澤・佐藤・金元ともに好きだった。特にEDは変にトリッキーな手法に頼ることなく、作品の雰囲気にあったポップスで良かったかな。
12話「近づきたくて」
Aで合コン話を閉じて、酒酔っ払いからのメアドと番号を交換してお終い。
最終話にして割と楽しいざーさん演技が聴けた。酔っ払いのほうもいいけれど、帰り道での泣いてる時のモノローグが中々に良いね。その後の宇佐の台詞も割と好感触。
趣味が合うのと話が合うのと人物が合うのは別問題という至極シンプルな話ではあるけども、そもそも律が対人関係で能動的に動いてる場面が無いので巻き込まれ型の展開にならざるをえないのは致し方ない。
11話「友達なんかいないって」
Aが彩香の友達話でBが律の友達話。
元腐女子キャラの設定でもあったのかね。上唇の割れ方とかがちょっとウサギっぽいのに苦手なのは面白い。そばかすってのも便利な表現だな。アニメ系の創作でしかお目に掛からないが。
友達に引っ張りまわされて生活リズムを狂わされる律だけれど、ある意味じゃ常識人として描かれてるけれど、そもそもは読書が関係してくると非常識になるっていうキャラじゃなかったっけ。
10話「ほっとけばいいのに」
Aが林が謝る話、Bが6話の幼女が宇佐ー律間を引っ掻き回す話。
律が宇佐を気にかける様子がちょこちょこ挟み込まれてて、ちゃんとラブコメしてるなーという気になる。相変わらずサトリナが作品を引っ張っていってるけれども。キャラの掛け合いものとしてはかなり美味しい作品。
9話「禁断の」
Aがサトリナさん自棄カラオケ話で、Bが百足話。原作に忠実に作ってるんだなーというのを知った。アニメオリジナルが入るとすれば最後の1話くらいだろうか。
熱湯被ってもそれに対するリアクションがその後皆無なウサ君超人ですね。
8話「うれしぬ」
書生カフェでの顛末。
林の立ち位置が良く分からないままに終わったな。所詮苗字しか与えられてないゲストキャラか。OP絵に使われてるくらいだから、もっと核となるエピソードなのかと思ったら、そうでもなかったがっかり感
7話「おすすめの」
Aパートが痴漢話で、Bパートが書生カフェバイトへの導入。
Aはパイスラやらショートパンツやら律の女性的な部分の描写があった。等身がやたら低いというか頭がデカイ場面が。クレジット見たらぬーが居たけれど、本編見てたら気付かなかった。mobの女の子と、回想シーンでの林がそれらしい。wikipedia見た感じだと次から本格的に出そう。
6話「もしかして」
居間でのさお竹のメロディが安いDTMソフトのストリングス音源みたいだった。帰り際の母親の尻の描写が無駄に凝ってる。大人目線の幼女のぼっちネタは俺ガイルを思い出す。こっちはトラブルがあっての喧嘩だし温度はかなり違うけれども。
5話「やっぱり」
サトリナのダメ女声は聴いてて楽しい。公式のあらすじとかあるけれど、結局はキャラの掛け合いが全てに思える。ウサのリアクションがちょっと気持ち悪いけれど、そこらは女性作者ということか。
4話「とりあえず」
恋愛要素がある作品で、男女それぞれのモノローグがあるのってどうなんだろうな。地の文は表現として最強だし、ズルイって思ってしまう。
庭でしゃがみこんで話してるときに人物が透けて背後にある植物が見えてる絵が綺麗だった。全体的な紫の強い色調には慣れないけれど、こういう演出は素晴らしいと思う。
3話「どうして」
掛け合いのテンポは良いので、ストーリーたいして無くても見てはいられる。
2話「これって」
フォント芸って便利だね。ちょっとシーンを飛ばすときに、その理由をはさみこんだり、顔芸の裏に理由をのせたり。話は大きく動かなさそうだけれど、メンバーの掛け合いは安心して見れそう。下ネタの程度にもよるけれど。
光が差し込みまくって、やたら色彩が激しい作品なのに、シャボン玉まで追加するとよく分からないことに。