ノイマン さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あなたは、どんな鑑賞をしてみますか????
隠れた名作とのうわさから、観てみました。前情報なしです。単純に「隠れた名作」という文句だけで選んでいます。なので、まったく、内容に関する情報を見ていません。見ないようにしていました。
元ネタはアインシュタインの相対性理論だそうだが、そちらのほうは、「一番早い光の速度から、逆行する光の速度は、光の速度以上になるのか?」というような話ぐらい(違ったかな???)。タイムマシンのよくある話といえば、そうなる。前半は、アニメ的なプロローグになっていて、若干退屈気味。この時点で、アニメを観る人の注目点によって、ストーリーの色が変わる。三角関係。恋愛。アドベンチャー、サスペンス、ギャグなどなど。どこに視点を置くかで作品を観る目が変わってくる。
中盤は、2002年に映画化された「タイム・マシン」と同じ内容。恐らく元ネタはここにあるのだと思うが、わからない。一度、2002年の「タイム・マシン」を、観てみるといいだろう。
この中盤を覆す展開を次に持ってくるところがすごいポイントになる。映画「タイム・マシン」では、①死→タイムマシンとなっており、中盤の展開では、②タイムマシン→死になっている点が異なるのだが、この②を解決して、なお、①を解決するという展開までは、想像に及ばなかった。
まだ、見落としている箇所が山ほどありそうなので、今後、更新する予定だが、ストーリーは抜群です。元はテレビゲームのようなので、機会があれば、やってみたいですね。
声優さんには、ちょっと、辛い点数がついています。花澤さんの存在の重さを強調しすぎた感があり、他の声優さんを圧倒しすぎてしまった。もちろん、意図的であったと思うが、工夫が必要だったかなと、また、勝手監督になってしまう。個人的には、宮野さんより杉田さんのほうがいいかな。あと、今井さんより井上さんかな。
元のゲームの声をそのまま持ってきたのだろうけど、製作当時は、ここまで受ける作品になるとは思わなかったんだろう。アニメにしてしまうと声優の器量の差が出てしまうのだろうか。
この作品後、宮野さんや今井さんが主演クラスのアニメを増やしていることから、ひとつの分岐ではなかったのだろうか。聴きなおして見るといい。宮野さんと今井さんの1話目の声と最終話頃の声の差を。
キャラは、まあ、定番。声優に引っ張られた感はあるかも。
作画は、「5」としたが、「5」ほどではないかな。
音楽は、型どおり「ストーリー」をよく表しており、観る人によっては、先読み出来てしまう内容となっている。自分は、DVD版を観たため、メニュー画面で流れるピアノが印象的で非常に良かった。恐らく、ところどころで使われている旋律があるのだろうけど、まだ確認できていない。今後、更新していきたい。
魔法少女まどか★マギカでも同様なテーマを扱っていたが、恐らくこの作品は、「ほむら」視点での作品だろう。しかし、いつの時代も、時間旅行者の作品を作るものだ。私の知る限り、一番古いのは、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(1968年)である。