Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「勝ちたい」強い思いを胸に秘め、進化を続ける彼ら・・・
物語の内容が1期から継続しています。そのため、今期は26話からのスタートでした^^
中学時代「幻の6人目」と呼ばれていた黒子テツヤ・・・
そして、アメリカ帰りの火神大我・・・
彼らを有し、全国制覇を目標としている誠凛高校バスケ部員は、1期で様々な体験をしました。
嬉しい事・・・辛い事・・・悔しい事・・・そして、「ウィンターカップ優勝」という新しい目標に向かって動き出すところから、2期はスタートします。
今期も熱い思いと試合展開は健在でした^^
まず、優勝に向けてしなければならない事・・・それは己の弱さを知り、その弱さを克服する事です。
きっと凡人相手ならそれで十分なのだと思います。
でも、「キセキの世代」が相手ではそれだけでは不十分である事に彼らは思い知らされるのです。
何が足りないのか・・・
黒子は悩みながらも「自分の限界を超える必要がある事」という答えにたどり着きます。
そして、自分にしかできない新技を習得し、試合に臨んでいくのです。
こうして迎えたウィンターカップ予選・・・でも、己の弱さを克服したのは、
誠凛だけでは無い事に気付かされます・・・
そこには過去に対戦した時以上の熱い戦いが待っていました。
勝利への執念・・・この思いだけで皆んなは激しい激戦を繰り広げます。
でも、このウィンターカップはそんなに甘い戦場ではありませんでした・・・
自分は限界を超えた・・・その限界の先にあったのは・・・?
限界を超えて引き出した能力は確かに絶大な効果があると思います。
でも圧倒的に自分を凌駕する才能の前にどこまで通用するのか・・・
自分の限界を超えた技が通用しなかったらどうなるか・・・その先に待っているのは挫折です。
誰だって挫折なんかしたくありません・・・これまで積み上げてきたモノが一瞬にして粉々になるのですから・・・
でも、考え方を変えてみると、このサイクルって永遠に続くモノの様にも思えます。
己の弱点を克服し・・・そして新たな弱点が見つかったらそれを克服していく・・・
目の前の階段を一段ずつ登っていくように・・・これが自分を伸ばしていく・・・という事なのだと思います。
この作品の面白さは、選手個人の技術レベルが半端無いので、そのスーパープレイにも魅了されるのですが、チームの絆の強さもしっかり感じる事ができます。
自分の事よりチームの事・・・勝てれば自分なんかどうなってもいい・・・
そんな熱い思いがヒシヒシと伝わってきます。
今期は26〜50話までの計24話でしたが、物語は完結していません・・・
このウィンターカップの結果はどうなるのか・・・誠凛バスケ部はどこまで伸びていくのか・・・
原作のストックも少しはあるようなので、続編を楽しみにしています^^