アルカット さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
激動のハートフルグロストーリー。
と言うと、聞こえは悪いかもしれませんが、他に形容できる表現を思いつきませんでした。
確かに本作は徹底的なグロさで有名ですが、本質は恋愛と嫉妬に有るでしょう。
もしあなたがある日、突然変異体になってしまい周りに誰も居なくなったとしたらどうしますか?
想像が付きませんよね。この作品が全く新しい生き方・考え方を教えてくれるかも知れません。
(2014/9月追記:)
レビューが古くなり、現状のスタイルにそぐわない文面になったので、書き足します。
高評価を付けて言うのも筋違いになるかもですが、結局のところ、この作品が面白かった理由は「雰囲気」以外の何物でも無いんですよね。あくまで徹底的にリアルとかけ離れたファンタジーな世界観を作り込めていた。OPのリリウムから既に本編が始まっているようにも思えました。まさしく鬼才です。
間違いなく、こういった作品を見せられたら人間は「面白い。ありえないくらいに。」と思うか、「つまんねえよ、なんなんだよ・・・。」と思うかのニ択になるんです。そこを分けているのは世界観の雰囲気に飲み込まれたか否か。
だから、ダークファンタジーが直感的・潜在的に好きな人には合っている作品なんだろうなと考えます。
また、声優ファンとして観た場合、元祖17歳で知る人ぞ知る不遇声優・山本麻里安さんが如月役や絵描き少女役等、一人数役を担当されて頑張ってらっしゃいました。(当時22,3歳くらい)
多分最近のアニメ好きの人が声を聞いても、能登麻美子さんにしか聞こえないと思いますが、頑張って聞き分けて彼女の活躍を讃えてあげて下さい(^_^)。
さて、余談になりますが極黒のブリュンヒルデを観ると、やはり作者の岡本先生の人生観や「生命」についての考え方は常人のソレとは違うんだと思いました。本人のTwitterを読んでても変人だと分かりますけどね(笑)
「ノノノノ」はアニメ化しないんでしょうか。これからも先生の作品は追って行きたいです。