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退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
所々は印象に残る、全体的にはまずまずな作品
どうしても「とある飛空士への追憶」と比べてしまったのですが、物語的には追憶の方が好きでした。
声優という面ではやはり恋歌の方が圧倒的に良かったのですが…。
印象に残っているのは主人公の仲間達があっけなく次々と死んでいくシーン。
「え、こんな簡単に死んでいくの?これ敵じゃないよね?」と戸惑いました。
実際の戦争もきっとこんな感じであっけなかったんだろうとは思いましたが、もう観ていてやるせない気持ちでいっぱいでした。
というか、みっちゃんが死んでしまった回で既に心はズタボロでした。
あのシーンは本当に涙が出ました。
自分だけ助かったチハルのその時の気持ちは複雑だったでしょう…。
最終回でみっちゃんの家を訪ねるシーンにも泣きました。
チハルはいい女です本当に。
なのでこの作品で好きなキャラは圧倒的にみっちゃんとチハルなので、主人公のカルにはあまり感情移入が出来ず…。
彼も彼なりに重い過去を背負って、心に複雑な葛藤があるのですが、なにせヘタレなので。
そのヘタレっぷりに特に苛々する訳でもないし、「しょうがないよな、辛いよな」とも思えるのですが、なんかあやふやで好きでも嫌いでもないキャラでした。
時折見せる男らしいところは普通に格好良かったです(特に最終回)。
イグナシオは良い立ち位置でした。
予告で毎回「フフッ」と笑わせてもらいました。
12話は全部言い切れて良かったですね。
納得出来ない事といえば全体的な作画と、ソニアさんが軍人やめて、生徒に「行きたい者だけ行け」といった指示。
一般人が勝手に指示しちゃってる風になって責任はどこへ行くんだ…とちょっと思ってしまいました。
生徒を思う気持ちからそういう指示を出したのだと思うと、誰も誰かを責められないですね。
色々考えされられた作品でした。