くろゆき* さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
愛しています。ですから……私を好きにならないで下さい
18話あたりから面白くなってきて、最終話「そして……大切なこと」まで最高に楽しめた。プリムラかなり可愛かったし、EDのばば抜きでばばを引きブチ切れ大爆発のシーンなど笑った!
ユグドラシル計画初期の当事者であり生き残りという、紛うことなくトップ機密の存在である亜麻を、神王魔王は気付いた上でスルー。単純な負い目に加え、今の彼女の生活を壊すのは忍びないという気遣いでしょう。亜麻はそれを感じて、帽子を脱いで頭を下げる。そう、亜麻が帽子を被っていたのは、亜沙の意地のためより先に、実験体としての自分を悟られないようにするため。ここでようやく、亜麻の十数年来の呪縛も解かれたのでした。短いながらも非常に良いシーンでした。
亜沙に対してまだ遠慮のある亜麻のために、亜麻に対する負い目(思いこみ)と強い感謝から頑なに自分の意志を曲げようとしない亜沙。そこで稟が
「言わせて下さい……亜麻さんが望んだものは何ですか?
亜麻さんが望んだのは、亜沙先輩が人間でいることじゃないでしょう?
亜沙先輩が生きていることじゃないんですか……?
亜沙先輩が、笑っていることじゃないんですか……!?
亜沙先輩が苦しんでいる姿なんて、亜麻さんも、俺も……見たくないんです……!
だから……」(稟)
と、感謝の気持ちを表したいなら、元気に生きていればそれでいいのだ、と。
泣きました:;
このシーンも稟と楓のシーンと似ていますよね。とてもシナリオのよいいい作品でした!この作品に出会えてよかった!