くろゆき* さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
惹かれるからこそ・・・・・・・・・格好いいと思うからこそ・・・!!
この作品にはやられました。
単におもしろいという表現以上のものがありました。
まず、設定の妙があります。
主人公の犬塚孝士は、武道の道から遠ざかり、司法の道を進むべく六法全書がすべてであり、いいなづけの桃子へ対する関心はまったくなく、一方的にもも子から愛されますが、無頓着。
委員長から好かれていますが、秀才同士の友達関係としてしか見ない。
きちんとした三角関係ではありません。
母親不在で姉妹もいないから、普通以上に異性への興味があるはずですけど、勉強以外には興味がなさそう。
これだけでは話の展開のしようがありませんが、ここへ犬塚の命を狙う刺客と、犬塚を守る役目の委員長ともも子、武道の神将戦争における関西軍と関東軍などによってストーリーの求心力と原動力が生まれています。
さらに、委員長の裏の顔の馬仮面が絶妙の存在です。平野綾さんの色っぽい声で一層このキャラクタが魅力的に引き立てられています。
キャラクタ造型もそれぞれ見事にはまっていて、夢中で見てしまいました。