くろゆき* さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
卵焼きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
一将功成りて万骨枯る。「けいおん!!」という勝者の足元に累々と折り重なる死体の一番下の方。アニオタの方々がAT-Xに払った血税の一端がこんな作品に浪費されてんだなと思うと、なかなか味わい深いものがあります。以上。
――と締めるのもあまりなので、内容の考察。設定が完全に出オチ、そして欠陥住宅。下着の蘊蓄を得々と語られても、女性と女装趣味の方以外が99.9%を占めるであろう我々視聴者は「あるある」などと共感する訳もなく、蘊蓄がギャグのネタとして昇華されてる訳でもないので、大半の視聴者がここで振るい落とされる。
そして、下着マニアの女子中学生が仲間を集めて下着部を設立するという、どう考えてもエロバカコメディにしかならない設定をハートフルコメディにしてしまうというアクロバティック。
学園物のお約束キャラであるところの堅物オバサン教師が、下着部の設立に強硬に反対するという安っぽい衝突があるが……視聴者の目にはどう考えてもオバサンの言い分の方が真っ当に見えてしまい、主人公サイドに感情移入出来ないのが困りもの。そりゃ止めるわな、人として。
そんな「わかってくれない大人(尾崎豊風)」の象徴として描かれたオバサン教師も11話Bパートで遂にデレますが、そこに至るまでの展開がナパームデス並みに唐突かつ御都合主義だったので、思わず爆笑。次の12話のOP明け、いきなり燃える水野先生(下着部顧問)のアパートと合わせて、私の腹筋にコンボ技。
作画的には……6話で今をときめく山本寛さんがコンテ切ってるんでウォッチャーなら見とくが吉。何の面白みもないけど。ミルキィホームズでお馴染み森脇真琴さんがコンテ・演出の10話の方が十倍は面白い、というか脈絡なくウテナのパロやったりして森脇さん芸風全然ブレないな。
結論、こんな見え透いた餌に釣られるのは「ギャルのパンティお~くれ」でお馴染みウーロンだけです。ただ、日笠陽子さん演じる天原清乃は可愛かった。単に私がタカビーなツンデレキャラが好きなだけですが。全部見終わって天原さんの画像でブヒるべえと思ってpixivで検索したら、「ちゅーぶら!!」で11件しかヒットしませんでした。天原さんに至ってはたった4件……これ、本当に去年のアニメ?
あまりに不憫です、誰か迷わず成仏させてあげて下さい。そして、誰か天原さんの画像をpixivにうp!