もぐりん。 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
宇宙を舞台にした搭乗型巨大ロボット物では久々のホームラン!
漫画原作 未読 監督:静野孔文さん 全12話
キャラデザ:森山佑樹 製作:ポリゴン・ピクチュアズ
太陽系が【ガウナ】という謎の生命体の攻撃によって滅ぼされてしまってから
なんと1,000年後の世界がこのお話の舞台という、未来といってもハンパ無い
未来で、ガウナの攻撃からなんとか逃げ出して、残された人類はコロニーの
ような戦闘可能な巨大宇宙船「シドニア」内で何百年も間、放浪し生き続ける。
そこでは、限られた空間や食料を含む箱庭のような生態系の中で効率よく生存
するために遺伝子操作によって光合成が可能な身体を獲得して食料摂取の量を
減らしていったり、クローンによる人工増加、延命とか一部不老不死までも可能
とした、ガチなスペースファンタジー(SF)。
惑星系すらも滅ぼしてしまう強大な敵を、衛人(もりと)と呼ばれる人型の
搭乗型巨大ロボットで戦い、人類存亡の危機に立ち向かう。
ジャンルは、搭乗型ロボット系 SFバトルアクション
作画は最近では多くなってきたフル3DCG、無機質なメカ関係には強いが
人などの有機的なモノの作画には、まだ向いていないと思うけど、それでも
結構良くはなってきていて、この作品も最初こそCG特有の違和感が見えたけど、
スグに慣れる程度ですw オケー 大丈夫♪♪
当初、主要キャラでも顔や表情だけでは、周りのキャラと見分けが付きにくくて、
同じ顔のクローンの女の子が複数出てきたりと、尚更見分けが付かなくなって
混乱することもありましたが、中盤頃にはなんとか見分けれるようになります(笑)
メカシーンでは、衛人の直線的なデザインとかコックピット内の映像、発進シーンに
いたるまで非常にカッコよく、臨場感があってロボ物の作品で久しぶりに心躍りました!
また、シドニアが急な進路変更を実行する時など、居住区にある物体や人にかかる
物理的法則を考慮して変更角度や推進力を決定したり、その影響力が描かれていたりと
まるでシュミレーションを見ているようでドキドキ、ハラハラしました!!
少々気になったのは、司令室の巨大スクリーンに映し出されるガウナの長距離映像が、
真空の宇宙空間の映像なのに地球上から星を映したような大気の揺らぎのような・・・
あとは衛人操縦士の帰還率が低すぎて・・・ 一個小隊全滅とか当たり前だし・・・
まぁ 惑星系を壊滅させるほどの敵ってことなのでこの辺りは納得しますが(;^_^A
CGを駆使したリアルな作画に、秀逸なアクションシーン、先の読めないシナリオ、
ばら撒かれた伏線などなど、これからが楽しみで仕方無い!
すでに2期が確定していますネ!!、 もちろん視聴必須です!
OP:「シドニア」作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko、KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
ED:「掌 -show-」作詞 - 喜多村英梨、河合英嗣 / 作曲・編曲 - 河合英嗣 / 歌 - 喜多村英梨
OPはまさかの大戦中の軍歌のようなイメージで驚きました(笑)
まさに新旧融合のようなOPですww