ローズ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
悪人正機説
阿良々木暦達が高校を卒業して、神原駿河は高校3年生になる。
悪魔様の噂を聞いた神原は沼地蠟花にたどり着く。
これは神原と沼地の物語。
途中に貝木や阿良々木君が登場しますが、根本は変わりません。
貝木と連絡を取り合う仲の沼地。
阿良々木に背中を押される神原。
どちらも正しかったのでしょう。
そう、間違ってはいなかったのです……
沼地は悪魔に取りつかれていました。
まさに、『取り憑く』ですね。
悪魔を収集。
気味が悪いですが、沼地には残された道は無し。
神原は思い遣りなのでしょうね。
かつてのライバルである沼地。
自分がどういう状態なのかも分からずでした。
ラストパスは意表を突く一手。
最後は強引に我を通しました。
悪魔に魅せられた沼地。
神原も同様の道を辿っています。
だからこそ、分かり合えた。
だからこそ、ライバルだった。
だからこそ、自分に力で沼地を導きたかった。
神原と沼地の勝負。
結果と言うより結論ですね。
神原は人間らしさを取り戻し、楽しい人生が送れるでしょう。