「たまこまーけっと(TVアニメ動画)」

総合得点
84.4
感想・評価
2635
棚に入れた
12393
ランキング
291
★★★★☆ 3.8 (2635)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

アニメ視聴記録置き場 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

褒美に餅をやろう。

折角なので☆の項目に沿って。

【物語】
別にデラちゃんが来ても来なくても、たまこの日常は大きく変わらない気がする。早朝だということを強調する描写は特に無かったと思うけれど、たまこは苦にするでもなく起きて学校に行く前に餅を作る手伝いをしていたし、餅屋の娘としてのたまこは最初から最後までブレること無かった。時が経っても変わらないものを描くのも1つの物語だと思う。

【声優】
初めましての人も多かったけれど、総じて声とキャラの印象がマッチしてて良いチョイスに思えた。
洲崎さんのころころした声と口調が、たまこというキャラを魅力的なものにしてた。恐るべし壁っぺ。アップダウンの激しい独特なイントネーションはどこで身に付けたんだろうな。キルラキルのマコを先に見ていたけれど、あっちの演技にはこっちのキャラが影響をかなり与えてそう。
山崎たくみさんは台詞量が一番多かったと思うけれど、癖がありながらも嫌らしさはなくて好演が光る。

【キャラ】
学校、家族、商店街、プリンスの4つの軸を適度に混ぜ込みながら、最後まで悪い人が出てこなかった。餅に心は奪われてる部分はあれど、それ以外のたまこは思いやりのあるいい娘で姉で友人だった。そりゃ関わる人間も良い人ばっかになるわ。見てて気持ちのよいヒロインだった。デラちゃんは終始変わらずに物語を転がしていってたもう1人の殊勲者。

【作画】
商店街の雰囲気や、ちょっとした風景、人物のどこを見てても世界観を損ねない。やっぱり京アニは凄かった。

【音楽】
特段にBGMで心惹かれるものは無かったけれど、作品の雰囲気にあった劇伴をしてたと思う。OPとEDの洲崎さんの歌は中々見事。

12話「今年もまた暮れてった」
こういう終わりになるのは想像通りではある。だからこその映画なのかな。今から見に行くのでそこは楽しみ。デラが言ってた通り、じんわりと暖かいお話だった。

11話「まさかあの娘がプリンセス」
デラちゃん達は基本的にお話を動かすための装置で、たまこと家族や同級生やうさぎ山商店街の面々との人間関係を描いてるのが本作なのかなと。下野君の甘いショタボイスは独特の味がありますね。
メガネ掛けて前髪を左右にふんわり分けてるたまこが別人みたいで可愛い。あんことのコアラごっこも愛おしい。もち蔵との糸電話後のリアクションとか、誕生日のアレとか見るに脈はあるんだろうな。

10話「あの子のバトンに花が咲く」
文化祭話、というかバトン部話。朝霧さんとのトイレの対照性とか、みどりちゃんが泣く直前の目に光が走る演出とかが良かったな。所々でシーンを細かく飛ばしてる風だったけれど、それを表すカットインとかの演出は無かったから不思議な感じだった。

9話「歌っちゃうんだ、恋の歌」
親父さんの若い頃の歌声いいな。啓治君いい声してるんだ。あんこが走っていくシーンのカメラアングルが面白かった。どっかの変にませたのより見てて心地よいですね。
ちょっと駆け足で見る必要が出てきたので省略。

8話「ニワトリだとは言わせねぇ」
デラちゃんダイエット回。バトン部後輩のビジュアルが斬新すぎる。かんなの言動がややエキセントリック。口走ってたレシピはから揚げかな。喫茶店のレコードBGMが良い挟み込まれ方してる。

7話「あの子がお嫁に行っちゃった」
決して大々的には取り上げないし、主役であるたまこがそっちに疎いことになってるけれど、基本的に恋愛関連のエピソードが続いてるのだよね。
チョイちゃんが来たことで、王子の嫁を探すというデラの目的が再び取り上げられ、たまこまーけっと全体を通しての筋道というか、お話がようやく浮かび上がってきた。
デラの言い訳で罠を信じるチョイとたまこ達との溝も、淡く描写するに留めて、変に波を作ることなく収束させるのが何ともこの作品らしい。

6話「俺の背筋も凍ったぜ」
12月スタートのお話も半分まで来たところで真夏になってる。この分だと最終話は大晦日のたまこの誕生日だろうか。商店街を活気付けようというお題目でのお化け屋敷話。たまこが皆から愛されてるなーと思って気付いたが、6話まで来て悪役っぽい悪役が皆無なんだなこのアニメ。

5話「一夜を共に過ごしたぜ」
そういえばデラは1話から盛ってたというか、恋愛方面担当のキャラだったな。たまこに告白をしようとするもち蔵に対する、みどりの立ち振る舞いがやっぱり謎。恋敵というのとも違うし、保護欲も混じった繊細な乙女心なんだろうか。
女子のピンク一色な制服のデザインが変に媚びてなくて可愛い。もち蔵の姉にもばれてるみたいだし、知らぬは当人ばかりの恋愛事情ってこの手のキャラにありがちだなぁ

4話「小さな恋、咲いちゃった」
綺麗にミスリードされました。あん子ちゃんを良い子って面食いは悪い子なんだろうか。実家が商売やってると、お休みをお手伝いで潰されたりとかあるんだろうな。たまこの中ではおもちがプリオリティの最上位にありそうだけど、小さい時もそうだったんだろうか。
メタな話になるが、EDクレジットの1ページ目の並びに朝霧さんも入ってたのが少し嬉しかった。

3話「クールなあの子にあっちっち」
寝起きとか風呂上りにだけメガネを付けるたまこが可愛い。普段はコンタクトなんだなーと思ったら、EDの歌詞にその単語があったのね。
たまこがかなり幼い口調なのもあってか、妹の日高さんの声が行き過ぎない幼さで悪くない。

2話「恋の花咲くバレンタイン」
1話が大晦日だったことを考えると割と作中の時間はハイペースで進んでるな。商店街ものという括りでいうと、それ町と似たような印象を受ける部分もある。
舞台挨拶での糸電話の件はここ関連なのか。
みどりちゃんの思惑が分からなかった。好きな相手がいないのか、いるけれど口に出しずらいのかのどっちかだと思うんだけれど。ベッドでごろっとするシーンとか、さすが京アニだなーと感心する。モチ鳥はナイスなキャラね。

1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」
たまこがもちを愛してるのは伝わってきた。家業のお手伝いをする女子は可愛い。悔しいが洲崎ボイスのころっころした感じも可愛い。

投稿 : 2014/05/01
閲覧 : 269
サンキュー:

6

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