あしすと さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作の安定刊行が作品全体の面白さを押し上げてくれる作品(15.2.12加筆)
(以下、1度目のレビュー文。自分のレビュー文スタイルが固まっていない段階でつらつら書いた内容)
{netabare}アニメ→原作全巻→アニメ→原作外伝漫画AA→同世界別主人公作品アリスベル(→漫画アリアちゃん)
という順序で読了しました。
その中でいろいろな情報には触れたのですが、もしかしてこのアニメって原作組の皆さんには不人気なんですか?
個人的にはそうは思わなかったですし、それどころか原作を読んだ後の2度目視聴の際にもスゲー面白いと思ったんですけど…もしかして自分の感覚ズレてます?(笑)
というのは、ストーリーがすっごく分かりやすいと思うからなんですよね。
自分の基準では、良アニメの最低条件は「ストーリーの分かりやすさ」です。
ただ、自分は設定厨なので、アニメだけで100%理解できてしまうと設定が薄いと感じてしまう悪癖もあり、ちょうどいいラインは「本筋のストーリーはアニメ視聴だけでも100%理解できるが、アニメで説明しきれない細かい設定などは公式HPの用語集などで補完できる」ぐらいがベストなのです。
そういった意味で、この作品は原作をうまく表現していて、アニメだけを見ていても不足してしまう情報もさほどないので、かなりの良作品だと思います。
まぁ、
・アニメ最終回が原作のキリのいいところではなかった
・ちょっとだけ名前が出たカナが何者なのか明かされない
という2点だけは厳しかったですが、1クールでしたし それはしょうがないでしょう。
1クールだったせいで、本来メイン級ヒロインの一人であるはずのレキがメインとなるエピソードがなかったのは残念だったので、個人的には2期期待です。{/netabare}
(以下、15.2.12加筆分。現在のレビュータイトルの内容)
タイトルの通り、原作で定期的に新しいエピソードをこなすキャラクターに会えることで、アニメも関連作品も全て含めた作品全体の好印象に繋がっていると感じる作品です。
ここ数年、本編は必ず4月・8月・12月の3回刊行なのかな?
それに加えて同じ世界観の「緋弾のアリアAA(ラノベ・漫画)」「やがて魔剱のアリスベル」もぽつぽつ刊行されるわけですから、年に6回くらいは新作のアリアワールドに触れるチャンスがあるわけですね。
これはなにげに凄いと思っていまして、自分がこの作品を個人的歴代No.3にしている理由です。
そんなにシリーズが続いてマンネリ化しないのか、と思われる方もいるかもしれませんが、それは好き好きですかね。
原作は、ストーリーが進まないことにイライラするタイプの人には向かない作品かもしれませんが、
出来るだけシリーズを完結させずに引き伸ばしてもらって、延々とバトルラブコメを見ていたいと考える私のようなタイプにはピッタリの作品です。
ただ、やっぱり今となっては感じるのが、アニメが1期12話(+1話)だったのがもったいなかったなぁ、ということ。
ここ10巻くらい、原作は完全に「遠山キンジのビックリ人間アクション映画もの」になっているんですよね。
新幹線の上で戦ったり、飛行機や飛行船の上で戦ったり、カーチェイスをしたり、巡航ミサイルの上で戦ったり…、
はたまたミサイルを素手で逸らしたり、銃弾を素手で掴んだり、弟のマッハ1の拳に自分のマッハ1の拳を重ねてマッハ2の拳を打ち込んだり…、
今や緋弾のアリアの最大の魅力は人間離れ人間キンジのビックリ人間ショーなので、物語がそこまで到達していない段階までしかアニメ化されていないこの作品は残念と言わざるを得ませんw
まぁアリアAAがアニメ化決定なのでそれに期待しつつ、ただAAじゃキンジはサブ(モブ?)キャラですからビックリ人間ショーは見られないので、AAに続いて本編の2期決定を期待してます(笑)
ストーリーは原作改変でココ編(6話)を先にやって、カジノ警備からのパトラ編(4話)、シャーロック編(2話)という順番でやると綺麗にまとまるんじゃないかなぁ…、
というのは私の重度の妄想癖ですw
とりあえず1番気になるのは、AAアニメ化の影響で本編の刊行ペースが落ちなければ良いなぁ、ということ。
赤松中学先生、仕事が多くて大変だと思いますが、いつも期待して待ってます!