あしすと さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
視聴全アニメ通じて個人的歴代No.1作品(14.11.15加筆&再編集)
※再編集は、付け足しツギハギでとっちらかっていた文章を読みやすいようにまとめたものです。
最新の追記部分は、一番最後にくっついています。
※この作品についてだけは、現時点でアニメは多分7~8周視聴済み、原作ラノベは5~6周読了済みというくらい、自分は完全に「信者」です(笑)
そのため、この作品のレビューは多少気持ち悪い部分もあると思いますが、お許しください(笑)
(ここから1度目のレビュー文・自分がこの作品を好きな一番のポイントについて)
{netabare}
バトル×ラブコメのアニメが一番好きなジャンルである自分にとって、この「原作」は歴代No.1でした。
(※歴代No.1「アニメ」と言い切れないのは
・後半の作画が前半に比べて明らかに物足りなかったこと
・全体的にはストーリーをうまくまとめていたものの、特に第6章(20~22話)だけは駆け足すぎて、原作を知らないとストーリーの流れが分かりにくすぎたこと
の2点によります)
まず、この作品がそんなにも好きな最大の理由を挙げます。
それは、原作者さんが自ら意識して執筆していることでもあるようなのですが、
「観ている人にストレスを与える展開がほとんどない」
ことです。
以下、具体例の一つです。
(1)よくありがちなラブコメ
ヒロイン「なんでそういうことを言うの!?なんで分かってくれないの!?」
男主人公「あぁ、分かんねぇな!お前なんか知るか!!」
↓
二人別行動
女「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」
↓
敵に襲われてヒロインピンチ、男主人公は間に合わない
「俺があいつのことを分かってやれば、こんな危険な目に遭わせずに済んだのに…」
↓
って思ったはずなのに、何回もこんなケンカをすることでストーリーが進行する。
(2)ストライク・ザ・ブラッドの場合
姫柊雪菜「そうですか…、先輩はそういうことを言うんですか…」
暁古城「もしかして姫柊怒ってる…?」
雪菜「いえ、全然!」
↓
でも一緒に行動、敵に襲われる
雪菜「先輩、敵です!」
古城「おう、いくぜ!」
みたいな流れになるわけです。
まぁ、そもそもヒロインの雪菜が真面目&嫉妬系後輩で、ツンデレ系同級生じゃないからってことなんですけど、いくらテンプレでも自分は(1)パターンのケンカはあんまり好きじゃないんで、このストブラ的なラブコメがツボにハマりました。
あとストレス関連でいえば、主人公周辺が重い宿命を背負っていて、そのために思い悩むという展開もないです。
まぁきっとこれは賛否両論で、波瀾万丈な劇的展開があったほうがアニメは面白いという人もいるだろうと思うのですが、自分の場合はアニメは気楽に観たいので、このような評価になりました。
{/netabare}
(ここから2度目の加筆分・キャラクターの魅力紹介)
{netabare}
自分がハマった理由である主要登場キャラクターについて、少し加筆してみます。
ちなみに、自分はこの作品のキャラクターは他のハーレム系アニメとは若干異なる方向性で作られていると思っています。
それが少しでも伝われば嬉しいです。
【主人公・暁古城】
ハーレム体質・鈍感属性・巻き込まれ体質・圧倒的戦闘能力など、典型的ラノベ主人公な部分も多いですが、「クラスの中では目立つわけでもない普通のポジションで気だるげなイケメン」という部分に個人的には好感を持てました。
偏見込みなのは承知で挙げますが、最近のハーレム系アニメの主人公のほとんどに当てはまるパターンは
・オタク系、コミュ障系、ヘタレ系、エロ丸出し系
・上記パターンに当てはまらない逆パターンだと、「何か宿命を背負っていて、目的達成や仲間のためには自己犠牲をも厭わないシリアス系」
のどちらかだと思うのですが、このアニメの古城はそれらも当てはまらず、能力的な部分はともかく、性格的には割と普通の高校生なんです。
「普段は別にやる気はないけど、一度巻き込まれたら一生懸命」みたいな。
それ(特に、ヘタレ属性持ちではないけどシリアス系でもないという部分)が、意外にありそうでなかった感じで見やすかったです。
【メインヒロイン・姫柊雪菜】
真面目系後輩、古城のラッキースケベに「いやらしい」と蔑むキャラですが、Sっ気のあるキャラではないので、古城に暴力を振るうことも(基本的には)ありません。ちなみに怒ったときは暴力ではなく拗ねます(笑)
テンプレハーレムアニメの真面目なタイプって、キャラ付けのためなのか、なぜか時代掛かった喋り方をするキャラが多いですが、そういう「いかにもアニメ!」って感じの性格じゃないので、ラブコメであってもギャグにはならない、というちょうど良さがあります。
一言でまとめると「こんな後輩と付き合いたい!」という自分のオタク理想(妄想w)を形にした感じです(笑)
極端なキャラ設定がないという意味において、雪菜は自分が見た全アニメの中で歴代No.1ヒロインです!(笑)
あと、種田梨沙さんがはまり役すぎました。
種田さんの作品の中でストーリーは別にして「声」が魅力的な作品を選ぶなら、(全部見たわけじゃないですがw)この作品は絶対にNo.1になる作品だと思います!
【ヒロイン・藍羽浅葱】
ポジション的には主人公の異性の悪友幼馴染です。(厳密には幼馴染は別に優麻というキャラがいるのですが、メイン級ヒロインじゃないので今回の加筆時点では割愛で)
ハーレム系の悪友ポジションのヒロインって割と男勝りだったり、主人公との距離感が近すぎたりしますが、浅葱は割と女の子女の子したキャラです。
一応ツンデレといえばツンデレなのかもしれませんが、ツンというよりは照れ隠しという感じで、まさに恋する女の子です。
ただし、アニメでは尺の関係で原作よりも雪菜に遅れをとっている印象になってしまった可哀想な子です(笑)
【チョロイン・煌坂紗矢華】
最初は古城の毒牙から雪菜を守るために(w)古城を殺そうと登場したはずが、あれよあれよという間にコロッといってしまった通称ちょろいさんです。
アニメ化範囲内では一番のテンプレツンデレといえばそうなんですが、偉そうな上から目線だったりしないし、暴力を振るったりもしないツンデレなので、嫌な部分がありません。
また、このアニメ全体の中での個人的に一番好きな場面を思い浮かべると、
ラブコメパートなら
①足舐めプレイw
シリアスパートなら
②倒れそうになった自分を支えてくれた古城に「あなたの匂いは別に嫌じゃないよ」
③吸血シーンで「これ以上は誰も死なせないぞ、煌坂…」「…うん」
という3場面が思い浮かぶのですが、これがまた全部5章のちょろいさん(笑)
この作品を見た人にとっての「一番好きなキャラ」はそれぞれ分かれると思うのですが、「一番愛すべきキャラ」としてアンケートをとったなら、100%近い得票率でちょろいさんになると思います。
【担任教師・南宮那月】
単なる担任というだけではなく、このアニメ最強の能力者の一人でもある重要人物で、ロリ先生です。
そんな那月ちゃん(←作中での呼称)に自分が好感を持てるのは、ロリ声ではなく、威厳系キャラだからです。
いろんな作品に出てくるロリ先生って、見た目通りのロリ声で、「先生」というリアリティーがなさすぎて引いてしまうのは僕だけでしょうか?
まぁもちろん、異能の世界観のアニメでリアリティーも何もないのは分かってるんですけど…。
そんな理由で、いろんな作品のロリ先生の中では那月ちゃんは断然No.1です。
【ヒロインの一人・叶瀬夏音】
サブヒロイン全員に触れてたらキリがないんですが、このキャラは自分が全アニメの中で一番好きなキャラで、このサイトのプロフィール画像にもしているキャラなので、これだけは書いておきます。
ポジション的には天然キャラですが、非常識なわけではないので、言動に引くようなことはありません。
シスターと天使に縁のあるキャラなので、マジ天使です。マジ聖女です。
「ごめんなさい、でした」のような特徴的な喋り方がかわいすぎます。
伊藤かな恵さん、夏音ちゃんの演技グッジョブすぎます。
ま、それだけです(笑)
{/netabare}
(14.11.15、3度目の加筆分・他の作品に比べてこの作品が好きな理由)
{netabare}
普段は他アニメとの比較という方式のレビューを書くことはほとんどないのですが、今回はそのような方式でのレビューにさせていただきます。
ちなみに、以下の基準で自分はストブラが歴代No.1なのですが、そのほとんどの理由で、ストブラの次に「緋弾のアリア」「セキレイ」が好きなことも成り立ちますので、僕の視聴傾向が分かりやすいと思います。
また、比較対象として名前を出す作品も基本的には全て好きな作品ですので、あしからず。
・最低限ストーリーについていける中二バトルアニメが好き
→「魔法戦争」よりも「ストブラ」が好きな理由
(※ストーリーについていけない、の意味はあくまで「どういう流れでこういうことになったのか分からない」であり、「用語が中二すぎてついていけない」というのは含みません。というか、用語についていけない人はそもそも中二バトルものには向いていないと思いますw)
・ストーリーに独自性や意外性がある作品より、安心して見られる王道テンプレもののほうが好き
→「アウトブレイクカンパニー」「境界の彼方」あたりよりも「ストブラ」が好きな理由
・シリアスものよりもラブコメ萌え要素がある作品のほうが好き
→「SAO」「シャナ」よりも「ストブラ」が好きな理由
・12or24話通して徐々に話が深くなっていく構成より、3~6話くらいで独立した1章を完結させて、その後は別の章に進むような構成のほうが好きだったらしい。(前者はシリアスになりやすく、後者はラブコメを継続しやすいからかな)
→「東京レイヴンズ」「境界の彼方」あたりより「ストブラ」「アリア」が好きな理由
・ラブコメ要素は全話通じてあってほしい
→「とある禁書目録・超電磁砲」より「ストブラ」が好きな理由
・とはいっても、ストーリーの中に無理のあるラブコメをねじ込むのはやりすぎだと思う
→「IS」よりも「ストブラ」が好きな理由
・ギャグラブコメもかなり好きだけど、同じくらい気に入った作品ならギャグ無しでのラブコメのほうが好き
→「俺、ツインテールになります。」よりも「ストブラ」が好きな理由
・ヒロイン一人制よりもハーレムもののほうが好き
→「オオカミさん」より「ストブラ」が好きな理由
・男主人公があからさまなエロ系より非エロ系巻き込まれ体質(時々ラッキースケベ)のほうが好き
→「ハイスクールD×D」(あからさまエロ系)よりも「ノーゲーム・ノーライフ」(達観エロ系)が好きで、さらにそれよりも「ストブラ」「セキレイ」「アリア」(非エロ系巻き込まれ体質)が好きな理由
・男主人公がオタク系・コミュ障系・自分に自信がない系よりも、人並み程度には物怖じしないほうが好き
→「エヴァ」「アウトブレイクカンパニー」「アクセルワールド」あたりよりも「ストブラ」が好きな理由
・ヒロインは高飛車ツンデレ系・わがままツンデレ系・世間知らずお嬢様系などよりも、真面目系(真面目系ツンデレなら尚良い)のほうが好き
→「ゼロの使い魔」「星刻の竜騎士」「乃木坂春香(バトルじゃないけど)」「カンピオーネ」あたりより「ストブラ」が好きな理由
・完全ファンタジー世界よりも、現実世界+ファンタジーという世界設定のほうが好き
→「ゼロの使い魔」「問題児たちが~」などよりも「ストブラ」「セキレイ」「アリア」が好きな理由
・ヨーロッパ世界観より、日本の世界観のほうが好き(カタカナ用語が覚えられないw)
→「魔弾の王と戦姫」より「ストブラ」が好きな理由
・ロボものより異能もののほうが好き
→「マクロス」「ガンダム」よりも「ストブラ」が好きな理由
・せっかくのバトルは、完全に中二っぽくカッコよくしてくれたほうが好き
→「バカテス」よりも「ストブラ」が好きな理由
・視聴者サービス水着回や温泉回は、ストーリー展開上必須の舞台設定でないなら、別になくてもいい
→「ストブラ」が好きな理由
こんな感じの項目が、自分にとっての中二バトルアニメの理想の方向性です。
もちろん我ながらウザいのは承知の上ですw
{/netabare}
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。