「ピンポン(TVアニメ動画)」

総合得点
83.7
感想・評価
1635
棚に入れた
6639
ランキング
315
★★★★★ 4.1 (1635)
物語
4.3
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.2

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ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

卓球少年だった頃を思い出す!まさに卓球をアニメした作品作りに感服です

実写化もされた卓球漫画『ピンポン』のアニメ化作品
卓球少年だった頃を思い出しますね~まぁ万年Cチームでしたが(笑)
この時期アニメ化されたのは世界卓球が日本で開催される影響ですかね
調べたら映画も世界卓球開催の一年後に放映されてるんですね
当時はそんなこと全然わからんかったな

この作品は見りゃわかりますが、相当独特な画風になっています
原作読んでないので表紙しかわかりませんが、原作漫画がそもそも独特なようで異彩を放っています
しかし、その独特な画風は結果的に卓球というスポーツの表現には向いているようです
特に試合中の選手の視点から描いている点は驚きました
結構珍しいんじゃないですかね?

そもそも卓球とは、テーブルを挟んで白玉をラケットで叩き合うスポーツです
選手同士の距離は極めて近い
外野からはいまいち何がどうなっているのかわからなかったりします
それゆえに卓球を描くとなると、選手の目線で描くのが一番いいのです
玉の回転、軌道の変化、テーブルのネット際、その逆、卓球選手の視点は目まぐるしく変化し、肉体は激しくかつ細やかな動きを要求されます
この作品はそうした躍動感を描けているのが凄くいい!!
半端ない作画技術が必要とされるのではないでしょうか!?

サーブトスの間のシーンとした空気、インパクトの瞬間から始まる試合・・・
卓球の静と動をしっかり描けている・・・!!
スタッフさんは大変でしょうが、試合の描写をいっぱい見せて欲しいです!
あそこまで躍動感のある試合風景はなかなか見れないでしょうから

映画を見ているので大体の内容はわかっているわけですが、この作品は今期最も期待していて楽しみな作品です


一話
{netabare}ペコとスマイルの関係性はやっぱりいいですね
二人共、卓球が好きで実力も確か
しかし、スマイルは勝ち負けにこだわらず、ペコは一番を目指す

一話目で調子乗ってたペコがフルボッコにされるのは正直ザマミロって思ってしまいました(笑)
チャイナを舐めすぎです(^▽^)

せっかく卓球部だったので、作中の卓球やってる人しかピンと来ないとこを説明しようと思います
・チャイナのラケットでペコがボールをくっつけていたところ
中国製ラバーだけではありませんが、ラケットのラバーには粘着性を持ったものがあります
実際触るとわかりますが、ネバネバしています
中国製の粘着性ラバーはその中でも格別くっつきます
くっつくというのはそのまま回転数の増加につながります
ペコがチャイナと対戦したとき、回転のかかったボールに四苦八苦していたのはこういった理由があったりします
{/netabare}

二話
{netabare}スマイルはペコといつまでも楽しく卓球を打っていたい
そしてペコは自分にとってのヒーローであってほしい
{/netabare}

三話
{netabare}卓球は基本的に一体一のスポーツだ
どちらかが勝ち、どちらかが負ける
スポーツを単なる遊び、ちょっとした鍛錬程度にしか思っていない人もいる
それでもある程度満足することはできる
ただ、それだけでは結局卓球というスポーツは進歩しないだろう
人生においても互いを高め合うというのは重要なことなのだ
ただの遊びではどこにも行けない
もっと高く、もっと上に跳ぶことで見える世界がある
スマイルの戦い方はそんな人間たちを愚弄するような戦い方だ
所詮遊びだと思っている
そう思っている以上勝つことにこだわる人間には勝てない
勝てる実力を持っていても勝てない
心が勝つことを望んでいなければ、かつ覚悟がなければ、体は動かない
だからチャイナに勝てない、ペコに勝てない
{/netabare}

七話まで
{netabare}ピンポンは人間模様をしっかりと描いている作品ですね
あまりスポーツを題材にしたものをたくさん見てないので一概には言えませんが、スポーツものは対戦を描くものである、という印象があります
こいつは何が得意で、どんな試合をするからこうしよう
みたいな、試合中の心の流れとかを描くものだと
しかし、このピンポンは試合の内容はほとんど描かない
描くのは試合に向かう前と後
そこをしっかりと書き込んでくれているのでドラマ性が高くて見入ってしまう
コンさんが試合にかける思い、それでも届かぬ勝利、そして勝利以外のものを手に入れる
個人的にはコンさんがコーチとして頑張ってる姿みるだけでウルッと来てしまった
あんなにチームメイトを馬鹿にしていたのにね
勝利というのはとても価値が有る
でもそれを手にすることができるのはひとにぎりだけだ
そしてそれを手にしても、苦しむことがある
風間くんがそれを物語ってくれる
勝利しなければならない男
勝利の価値を知っているからこそ勝たなければならない
それでもやっぱりそれだけではダメなのだ
ヒーローはどこにいる?

勝利を求める人もいれば、勝利を求めていない人もいる
太田部長とスマイルが打ってるのもなんだかウルッときたなぁ
スマイルも少しずつ変わってきている
早くヒーロー現れろ
{/netabare}

投稿 : 2014/05/24
閲覧 : 276
サンキュー:

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