rurube さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
SF作品
一時期SF小説や映画、アニメばかり観ていた時に面白いという評判があったので観た作品。
個人的にSFはあまり好きになれない事が分ったのだがその理由はSFはほぼ世界観だから。『幼年期の終わり』だけは内容が濃い作品だと思っているが基本世界観を楽しむものだと思う。
でゼーガペイン凄く好きなんだけど世界観はかなりの焼き増し。
ニューロマンサー⇒甲殻⇒マトリックス⇒ゼーガペイン の順だと思う。
世界観が90%のSFで世界観が焼き増しというのはどう評価するのが正当なのか難しいと思うがストーリーは面白い。
ゼーガペインの命題は、電脳空間で生きているとはどうゆう事なのか?
=人とは何か?というクラッシックな内容。
肉体が無くなったデーターだけの人間は人間と言えるのか?人のアイデンティティーを失う事無く存在し続ける事は出来るのか?この時点で大体ストーリーが予想できると思う。
でそうなるとキャラだとか戦闘シーンやロボットがかっこいいとかその辺でしか他の作品と差別化出来ない。
結局自分がこの作品面白いと感じれるのはSF至上主義的な考え方が無いから。SFあんまり好きじゃないから焼き増しでも許せてしまう。これがSF大好きでSFは世界観だ!という人は間違いなく新しい感覚が無いから憎さ百倍になると思う。似たような作品ばかり作ってんじゃねーよと。
なのでSFあんまり詳しくなくて好きじゃない人にお勧めの作品になります。