みのさん さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
天使っているんだね
個人的満足度:A
話の内容を簡単に紹介。
引きこもり4年に突入した佐藤くんの前に天使、岬ちゃん降臨。
岬ちゃんは佐藤くんを引きこもりから救う為に尽くしてくれる。
なんともご都合のよろしい展開と思いきや、天使、岬ちゃんにも影が‥‥
その他、隣の山崎やメンヘラな先輩などが絡んでくるお話。
まずは既に書き記しているが、この作品の絶対的天使、岬ちゃん。
もう可愛いです、はい(笑)
主人公の佐藤が清々しいくらい残念な野郎なのですが、どんな最悪な対応をされようが健気に一生懸命尽くしてくれる姿には完全に虜になりました。
声優の牧野 由依さんもグッドで可愛らしさ倍増ww
(牧野 由依さんの声をもっと聴きたくて調べましたがあまり色々な役をやっている訳ではないのですね。是非もっと活躍を観たいものです)
物語の前半は本当にこの岬ちゃんの可愛さオンリーでした。
しかし終盤は岬ちゃんの行動の真意が判明してきて、その内容としても若干重い話ですが良かったです。
あとこの作品はなんだか私の中では不思議な作品で、よく分からないが心に沁みる話が多い‥
本当になんでここまで心に来たのか不明なんです(笑)
具体的に挙げると
{netabare}
自殺オフ会の皆が考え直すシーンとオフ会のみんなとの別れ。
あんなに深い経験を共にしたのに「もう会うことはないだろうが、元気でやれよ」的な台詞でなんだか虚しく感じました。
次は山崎の大好きだったナナコちゃんとの最後のシーン
自分で頑張ってレールから飛び出して頑張ってきたことも及ばず無念の帰省を余儀なくされて、大好きなナナコちゃんを吹っ切るために嫌われて、その後も誤解は解かずに終わっていく所にまた虚しさを感じました。
さらにそんな山崎の大きな思いのこもったギャルゲーは売れず、所詮はクソゲーであったという総括も虚しい
他にも委員長が何もかもが悪い方向に向かっていくどうしようもなさと委員長の兄が働き始めたシーン
そしてもちろん終盤の岬ちゃんの心の闇が露わになっての佐藤とのやりとりも{/netabare}
どの場面もそんなに深い話だったのかと言われると自分でもよく分かりませんが、グッときました。
あとは私はいつも主人公に魅力がない、ヒロインのよいしょ役でしかない主人公の作品はダメだと申しておりますが、この作品はどうだったのか?
それがまたもやよく分かりません(笑)
主人公、佐藤は本当に残念なやつです。
まず天使、岬ちゃんの尽くす行動全てに裏切る真似ばかりする所に最初はイライラして観ていましたが、途中からはあきれて観ていて不快ではありませんでしたし、最終的に嫌いにもなれない不思議な主人公でした(^_^;)
なんだか掴み所のない作品ですね(笑)
ただ印象に残った話や今のところの自分のレビューを読み返すと、
岬ちゃんというキャラにキュンキュンして、そして世界における自分という存在の小ささ、無力さを思い知るという鬱的要素も含まれているのではないかと思います。
あと最後にタイトルについて‥
「NHKにようこそ」
このタイトル止めた方が良い気が‥
私はこの作品、某放送局が関係している作品と勘違いして、今まで観るのを敬遠していました。実際は全く関係ないです(笑)
私と同じ理由で敬遠している人がいたら、これを機に観てくださいw