もりもりにーと さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
作画や演出、いろいろと挑戦した作品。
原作未読だったので、あの賛否両論別れる画に関してですが…個人的に受け入れられました。なんといっても、この作品は仲村さん!!の個性で持ってるといっても過言じゃありません。
思春期の子供が抱える鬱屈としたドロドロした、世の中全てが嫌でたまらなくなる気持ち。世界が思った以上に汚いものだと気付いてしまった葛藤というものを、仲村さんがもう全身で表現してくれてます。その、仲村さんが放つ不気味さというのが、この作画や演出を通して、私はなおのこと表現されたと思っています(ただ、自分が原作の方を先に読んでたら、絶対拒絶反応起こしてただろうなあwそれぐらい人を選ぶ作画だ…)。
主人公の春日も実は、そういう気持ちが分かる方で…でも、やっぱり仲村さんは突出しているというか、異常で。その仲村さんに引っ張られてどんどん闇の面に落ちていく春日の気持ちの変化を追っていくのも楽しかったですね。
ただ、仲村さんの不気味さや作品の雰囲気に慣れてしまうと、主人公をめぐる三角関係のお話なので、あまり目新しさはなく、途中で観るのを断念してしまいました。