zemin さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヒーローは必ずやってくる!
ピンポンの映画版が好きで、そのあとコミック版(原作)も読みました。
2話まで視聴した感想ですが、アニメ版が3つの媒体の中で今のところ一番面白いです。
コミック版そのままの独特な画なので、好き嫌いが分かれてしまうと思いますが、演出が強化されていて、さらに追加されたシーンがあるのでコミック版よりもアニメ版の方が好きです。
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6月6日更新
{netabare}
初回から毎週見てきました。待ちに待ったヒーローが帰ってきたので感想を更新しました。
ここからは、激しくネタばれを含みます。
ペコがすごい選手だってことは、原作、映画版で知っていましたが、アニメ版を見て改めて、ペコの存在が登場人物にとって大きな役割をしていると思いました。しかも、一人ひとりにとって別々の面で。
かなり雑な考察ですが、
スマイルにとっては「対等な存在(友達)でありたいっていう目標」、アクマにとっては「絶対的な才能への憧れ」、ドラゴンにとっては「正反対の存在」、ウェンガにとっては、正直分かりませんでした。ドラゴンは自分と周りに嘘をついてでも卓球に打ち込もうするのに対して、ペコは偽りなく卓球が好きだから自分のために打っているので、正反対だと感じました。
ウェンガにとってペコはどういう存在なんでしょう?ドラゴンのことは憐れんでいましたが、ペコのことは素直に尊敬していると思います。ただし、他の主要な登場人物と同じように、ペコの覚醒でウェンガがどのように変わったのかは分かりませんでした。ウェンガは1年前にすでに自分の意志で良い方向に変わっていたので。
{/netabare}
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6月20日更新(最終回視聴後)
{netabare}
文句無しで最初から最後までよかったです。物語に疾走感があり、無駄な回は一話もありませんでした。
最終回は神シーンの連続で、特に
「ビバッ!」
「遅いよ、ペコ」
「へへ…そう言ってくれるな。これでもすっ飛ばしてやって来たんよ。」
「うん…」
「行くぜ、相棒」
「うん…」
ここでOP突入!
までの流れは、これから先ずっと忘れないと思います。
アニメのストーリーは原作を自然な形で掘り下げているので、原作の内容を知っていても毎週楽しめました。
オリジナルの展開で一番心に残ったのは、やっぱり最終回で老人3人組がまた揃ったころですね。
単行本では、おばばと監督だけでしたが、ここに風間の祖父が加わって、老人組の長年の心のしこりが取れたのではないでしょうか。
本当に素晴らしいアニメでした。こういった手の込んだアニメを作るのは並々ならない労力だとは思いますが、これからもこういう記憶に残るアニメが増えていくことを心から願います。
手元に置いて何度も見たいのでBDBOX予約しました。
{/netabare}
My Favorite Character
佐久間 学(さくま まなぶ)。準メインキャラですが、存在感があって、登場すると必ずストーリーを盛り上げます。アクマだけじゃなくピンポンはサブキャラがすごくいいです。
{netabare}
救われないと分かっていても、スマイルに挑まずにはいられなかったアクマのまっすぐさには心を打たれました。映画、コミック、アニメのすべての媒体でこのシーンが好きです。
{/netabare}