Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「大人になりたくない、“大人たち”へ――」
これってヒーローものなの?
主人公って・・・雑誌モデルの羽佐間正義という人みたいだけれど、ちょっと痛いような・・・^^;
この作品に対する第一印象はこんな感じでした^^;
特別な力を持っているからヒーローになれるのであって、一般人では出来る事に限界があるのに・・・この作品はどういう方向に進んでいくんだろう・・・
と一抹の不安を持ったまま視聴を始めましたが、ほぼ序盤でその不安も干渉されましたね^^;
「正義とは何か」
「自分の正義を貫いた先に何があるのか」
というテーマを真面目に深掘りした作品だったと思います。
己の身体を鍛え・・・己の精神を鍛え上げるのですが、序盤からいきなり主人公はピンチの連続です・・・
でも、正しい道を突き進んでいる時、大抵救いの手が現れるんですよね^^;
主人公もこの救いの手に何度助けられて貰ったことか・・・
ヒーローでも一人で出来る事に限界があると思います・・・だから3人とか5人組のヒーローが多いんですもんね^^
でも、主人公の助っ人の一人に、私は思わず胸が高ぶってしまいました(//∇//)
それは真野 まりちゃんの存在です・・・^^
CVは戸松遥さん・・・これだけでも私が熱中するには十分なのですが、どこまでも真っ直ぐで優しい性格の彼女は、物語の中で大きな苦悩を背負い込んでしまいます^^;
心も折れそうになります・・・でもそんな彼女にもちゃんと救いの手は差し伸べられるんですよね^^
言いたくて・・・聞きたかったのはお互いの本音だったんですね^^
一報、物語は小さな街の平和から始まり、どんどんスケールが大きくなっていきます。もう序盤からは全く想像できない展開の連続です。
でも、ヒーローものなので、正義が勝って悪が滅ぶ・・・そんな勧善懲悪の物語だけで終わらなかったのがこの作品の良かったところだと思います。
日なたがあるから日かげがある・・・日なただけの場所なんてありません。
それって、善悪も同じだと思います・・・悪が無ければ善悪を判断する必要がなくなると・・・最終的には思考が飽和してしまうような気がします。
そして、これは人の心も一緒だと思います。
中には思い出したく無い事や人に触れて欲しく無い部分って、誰にでもあると思います。
それは決しておかしい事じゃないんですよね・・・
でも、もしその人に触れて欲しく無い部分を他人に抉られたら・・・
この作品ではその先を見る事ができますが・・・この作品の中で一番胸が痛んだ場面でした^^;
2クール22話の作品です。序盤は少しスロースタートですが、中盤以降しっかり加速して終盤は物語をしっかり収束させてくれています。
ジャンルはヒーローもの・・・あまり類を見ない物語の展開に楽しませてもらいました^^