S.めぐる さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
戦うは、本のために。
正化という年号に変わった日本が舞台。「メディア良化法」が制定され、本の検閲・処分が合法化。メディア良化隊が組織され、言論の自由が危機にさらされていた。図書館は同時期に制定された「図書館法」に基づき、言論の自由を守るたに武装化。戦闘による対立は深まるばかり…
といった内容。物語の題材としては悪くないです。
物語:戦闘が大事な位置を占めているはずなのに、どうも現実感と盛り上がりに欠ける。それは、戦闘というケダモノの行為に人道主義をねじ込もうとした結果でしょう。「激しい戦闘」といいつつも戦死がほとんどでないのも不自然ですし、「明日死ぬかもしれない」という緊張感もまるでない。
キャラ:最初の二話には、キャラの性格の説明がでるほど、キャラの性格ははっきりしています。小説が原作のようですが、この点、漫画に似ているようにも思えます。
作画:悪いけど、作画はなっていない。線は太く、動きも甘い。背景はいいほうなのが唯一の救いです。
音楽:OPよりEDのインパクトが強い。忘れられない旋律です。
酷評をしているのは、ノイタミナというジャンルに高い期待をかけているからです。この作品は題材を生かしけれていない感じがすることを否めません。