Nagi* さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
称賛に価する “萌え系” アニメ
「 軽音部?
軽い音楽って書くから簡単なことしかやらないよね 」
なんてアホな事を言ってのけたのは 主人公 平沢唯
思いましたよ、わたし。
萌え系アニメでしょ?絵的にコレは無理だな 男性狙い臭ぷんぷん
なんでこんなのが人気なんだろう
そんな私が心を射抜かれたのは1話。
のちのち仲間になる澪・律・紬の3人が
超有名曲 “翼をください” を演奏する場面での一言▼
「 ぱちぱちぱち・・・(拍手)わあ~!!!
なんていうか すごく言葉にしにくいんだけど…
{netabare} あんまり上手くないですねっ! 」{/netabare}
1話。とりあえず見て下さい
たった1話でこの作品の良さに気づき 映画で泣きます
いつのまにか彼女たちの日常にハマって抜け出せない不思議。
1期は14話 2期は倍の27話!
全部で41話もあるんですねw
途中で飽きてもおかしくないのに映画まで楽しめました
けいおんの楽しみ方は人それぞれだと思いますが
わたしは グダグダ感と 演奏の迫力のギャップが良かったです
作画に定評のある京都アニメーションの力もあってか
表情から微妙な心情の変化を感じて 心揺さぶられました
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けいおんの特徴
★男性キャラがいない
青春をテーマにすると 友情と恋愛が絡むのは必然かと思いきや
友情だけ!
恋愛要素が存在しないのは アニメでは珍しいですよね
★実現可能な音楽のレベル
メジャーデビューを目指すわけでもなく
音楽性の違いでメンバー間の対立があるわけでもなかったですね
当時バンドをやっていた人たちにとって
一度は弾いてみたくなる楽曲も多かったのではないでしょうか
わたしの友達もバンド仲間と文化祭で演奏してましたw
★空気系アニメ
恋愛も成長も挫折もない いったい何を楽しめばいいんだ?!
アニメにはよくあるじゃないですか
季節のイベント サービス回などなど…
しかーし! 何も起こらない。そこが良いんです(^o^)
部室でグダグダお茶したりたまに演奏したり
女子高生の可愛らしい日常だけ というのが
逆に新鮮で ここまでの人気に繋がったのかなと思います
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そういえばwikiでこんな批評をみかけました。
{netabare}全員同じ大学に進学する=そうしなければ壊れる友情の薄っぺらさ
を描いており、今までのけいおんを台無しにしている。
どうあがいても3年で終わる高校生活の儚さや離別によって完成する
青春というテーマを踏みにじっており、卒業式に意味がなくなる。{/netabare}
なるほど、と思いました
わたしは半分くらい同感といったところです
仲良しの友達と意図的に同じ大学に行くなんて あり得るのかな?
今まであくまでも一般の女子高生を描いてきたけいおんが
一気に薄っぺらくなったという気持ちもよく分かる。
もっと話を続けたかったとの意図があるとしても
別々の道を歩いても バンド活動は続けられるわけですし…ね(笑)
しかし、この展開のせいでけいおんの評価が下がるわけではない!
自分でもこのアニメで泣くとは1mmも思わなかった
萌え系なんて言ってごめんなさい…
自信を持ってオススメします! けいおんFantastic!!