「ソウルイーターノット!(TVアニメ動画)」

総合得点
64.5
感想・評価
511
棚に入れた
3211
ランキング
3800
★★★★☆ 3.5 (511)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

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ネタバレ

アニメ視聴記録置き場 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほのぼの時々百合ところによりシリアス

【物語】
序盤はキャラ紹介とほんわか日常のやりとりで、終盤に掛けてシャウラとの対決を描いてストーリーをしっかりと終わらせてくれたのは気持ちよかった。

【声優】
主演3人の中では経験にかなり差があるけれど、千菅さんを残り2人がサポートしてくれてた雰囲気。上手ではないけれど癖になる声だった。無印の小見川さんと似た部分がある。やられ方は情けないけれど、小清水さんは悪い声出せますねぇ。

【キャラ】
最初はめめからつぐみへのアプローチをアーニャがヤキモキ見てるだけだったけれど、段々とつぐみがアーニャを引き込むようになっていったのが大変よろしかったです。

【作画】
キャプアスやチャイカと比べると乱れることが多かった気はする。殺陣のシーンがそこまで多くなかったので気にならないとも言えるけれど。

【音楽】
アップテンポのOP、しっとりしたEDという王道の構成。早見さんも飛び犬に引きずり込めれば面白そうなトリオだ。



12話「魂の共鳴!」
つぐみとアーニャの2人がかりでめめの支配魔法を解いて、両方とパートナーになることを決め、魔女を打ち倒してハッピーエンド。
街をあの規模で支配できてしまう魔女が、新人3人にあっさり敗れてしまうのとか、戦闘のご都合描写はこの際だから目をつぶろう。肩車をするのに丁寧にピンヒールの靴を脱ぐアーニャの描写とかはギャグに近いし。動き難いロングスカートを破るお嬢様というのもある種の美学だけれど、あそこまで綺麗に毟り取られるとリアリティとは程遠いしね。
どちらかを選んだりしないのはOP見てても予想が付いたけれど、3人での戦闘がそこまで映像的にお洒落でなかったのは少し残念。軽傷ではないはずのつぐみの傷もスルーされてたし、動いてる部分もあったけれど戦闘シーンは存在しただけという印象。
口移しで解毒剤飲ませたり、「ぽよぽよしたいですぞー」からのプリンセス嫉妬みたいなのが、この作品の根幹なんですかね。

11話「それぞれの覚悟!」
死武祭に魔女に操られたNOTが乱入する中、つぐみはアーニャを追いかけて2人でめめを正気に戻すべく解毒剤を手に魔女の元へ辿り着くといった辺りまで。
今までのキャラが総出演してて、次回の最終回に向けて綺麗な下準備をしてた。1週間だけ間が空いちゃうのが残念だけれども。
荷物を持ってもらう執事に対してアーニャが「ありがとう」って伝えた時に一瞬驚くようなカットが入ってたけれど、元からそこまで王女らしいタカビーなキャラでもなかったよね。
空飛ぶつぐみハルバードはちょっと笑った。アーニャが飛んでるシーンの背景の動きがやたら滑らかで滑空感が気持ちよかったけれど、どういう風にcgを活用したのか気になる。家だけかな?

10話「悪夢のはじまり!」
眠りつつ死武専に潜入して情報を漁っていためめは、実は魔女に操られていた。つぐみとアーニャを騙して幽閉から脱出しためめと魔女によりシド先生は死んでしまう。実は王女だったアーニャは国との取り決めで本国に避難することになるが、といった辺りまで。
タイトル通りにシリアス一直線。でも、これはこれで面白くは作られている。度を過ぎてためめの記憶力の悪さや寝相の悪さは、やっぱりストーリー的なものだったらしい。どのタイミングから魔女の影響下にあったかは分からないけれども。過去話を見返せば伏線の描写があるのかしらね。
冒頭でつぐみとめめが記憶の問題で仲違いして、それは実は魔女のせいだったかもという流れは、その後の扉を挟んだシーンとかに綺麗に繋がるのでいいのだけれど、その直接的なトラブルの原因としてつぐみの飼い犬の死というのは少し強引で嫌な感じ。たまこラのじいちゃんの餅喉詰まらせと同じ匂い。
操られてる時の悠木さんが悪意を滲ませる演技が素敵。やっぱり単にポワポワしてるキャラに留まらないよね。

9話「カボチャ、グローウィン!」
カボチャが育ってハロウィーンを迎えるまでの小話4本。熱帯夜、忘却、3人野球と最後は死武祭への前振り。
日常系として3人が喋ってるのを聞いてるだけで気持ちよくなってしまってる。つぐみがアーニャを誘い込む余裕が出来てるのは良いこと。めめの記憶力が弱いのはキャラ特性の範疇なのか本筋にまで絡んでくるのか。つぐみの投球フォームがガチだった。
来週は今週の反動かというくらいシリアスな方面で話が動きそうだなぁ。

8話「つぐみスパイラル!」
エターナルフェザー先輩は無事に助かって、強くなりたいと願い1人で訓練するつぐみに、パートナーと一緒に成長する方が良いと説得する2人。ハロウィンまでにパートナーを選ぶという期限が切られる。
膝枕から始まり、エターナルフェザー先輩はひたすらネタにされ、前話最後からのシリアスさを緩和するような、柔らかい雰囲気の回だった。
ギャグシーンで♭を横に寝かせたような目になる表現を、ここ最近よく目にする気がする。打ち水や風鈴といった文化の持ち寄りは死武専の雰囲気作りに一役買ってて好きなシーン。

7話「デスバザー日和!」
ほのぼの百合キャラアニメだと思ってたら、最後の最後で恐ろしい心持ちになった。魔女報告からのカフェでの勉強会からのデスバザーまで。
OP映像に出てる面々は出揃ったので、後はこのまま話が動きそう。クラスメイトの男子2人がかなり優秀。絞込みの台詞も論理的に聴こえた。カフェのマスターも良いキャラしてるし、そういう意味での男女バランスは良い。あと、キムがいつの間にか随分とデレてた。
小清水の演じる魔女がめめに似た口調だった。エターナルフェザー先輩の三つ編みがサソリの尻尾を模したり、自害シーンで空を飛んだりと、演出的に良い道具になってたな。
大極図を模した目とか細かい部分での世界観演出が結構好み。市場の音楽は2話と同じだったのかな。サントラとかでちゃんと聴きたい感じ。
つぐみが武器としての意志を固めるのが物語のゴールになりそう。パートナーは作中の発言をまんま信じれば、両方ともかな。

6話「ここはリアルファイト!」
トンプソン姉妹話。無印を見てる人だと違った見方になるんだろうか。スラム育ち、庶民、お嬢様etcの出自の違いはノットの1つのテーマかな。アーニャとめめのやりとりも描いてくれてるお陰で3人の関係が歪に見えないで済んでる。
つぐみの成長物語の裏でシリアスなストーリーも動いてはいるようだけれど、どの段階で交差し始めるのだろうね。主人公が常に話の中心に居る作品が多いので、こういう進み方は新鮮でよい。

5話「お誘いふぁいてぃんぐ!」
作中でOPのインスト版がBGMとして使われるのって少し新鮮。プール掃除の爽やかさに合ってたのでナイスチョイスだと思うけれど。3人のやりとりも、つぐみとめめがイチャついて、それにアーニャが膨れるという黄金パターンが出来上がってきてて良いですね。
裏で少しだけシリアスな話が動いてるのを匂わせつつも、主軸は少女達がきゃっきゃうふふしてる物語も、それはそれで。

4話「迷って、走って!」
アバンでめめとすれ違う時につぐみが腕を触りにいってる細かい描写がいい。
死武専での過ごしかたに迷うつぐみがあれこれと模索する話。周囲の人に屈託無く相談できるつぐみのキャラが爽やかでいいな。こじらせてるようでこじらせてない。千菅さんに合ってるな。

3話「女子寮の魔女!」
宝石みたいにキラキラしてる目だけれど、ラブライブのあれは違和感あるのに、こっちはそこまで気になら無いのは何故なんだろうな。主人公達ともっと絡めてキャラを掘り下げるのかと思ったけれど、割とさっぱりしていた。

2話
新しい町での新しい生活を爽やかに描いてるけれど、ソウルイーター要素はほぼゼロだった。アーニャ・ヘプバーン(CV:早見を愛でる回。名前にあやかって冒頭はローマの休日のパロディかな。
街を散策してるとき、特に市場周辺が、音楽も合間って良い雰囲気だった。こういうシーンをきっちり作ってくれてると、世界観ごと作品を好きになりやすい。

投稿 : 2014/07/08
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サンキュー:

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