蓬(Yomogi) さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
いやー面白かったあ!
あらゆる突込みを寄せ付けない面白さがあった。
自分はロボットにはあまり興味がないので河森監督の醍醐味は分からなかったかもしれない。
しかし「今回は何を見せてくれるんだろう?」というワクワク感では久々のヒット!
突き抜けたギャグと熱血、理屈を超越した展開は好きだ。
作画については回によって個性があった。
それぐらいのほうが良いと思う。
うつのみや氏が作画監督の回など、それ自体がストーリーに絡んでくるほどで、ネタに尽きない。
また音楽についても菅野よう子なので文句なし。
メインテーマは聞けば聞くほど良い曲だ。歌詞もいいんだな、これが。
「一万年と二千年前からあ・い・し・て・る~」
このフレーズが頭の中でリピートしている。
トーマとアポロニアスとセリアンの禁断の三角関係がツボだった。
未練タラタラなトーマが最高。トーマが画面に出てくるだけでドキドキ。
そして広げた風呂敷をたたむぞ!と気合の入ったラスト。
力技で感動を持ってきた感じだが、キャラクタがちゃんと成長していた物語なので感情移入できた。
視聴続行のエネルギーの大半はシルヴィアの可愛さだったので、最終回は彼女の成長に感動。
しかし、タダ一つ気になる点がある。
ラスト、アポロがシルヴィアに言った言葉。
「運が良ければ一万二千年後にまた会おうぜ」
・・・・・・・運が良ければ・・・・・?
乙女の唇を奪い、子供まで頼んでいって「運が良ければ」?
一万二千年越しの恋人は「運が良ければ会いたいな」程度なのですか。
アポロはあっさりさよならしてるし・・・。
思いが通じ合ったと思ったら即効で未亡人状態のシルヴィアが可哀想です。
せめて「一万二千年後に必ず会おうぜ。今度は俺がお前を見つけてやるからな!」くらい言って欲しかったよ。
まあ、とにかく楽しかったです。
「桶の底を抜け!!」は名言中の名言です。