青陽 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Don't talk too much about the old days
カウボーイビバップのかっこよさ、そのひとつの要因として回想シーンがある。
フェイの過去話のように一話ぶん丸ごと使ったものは別として
ほとんどの話では回想シーンでも会話が無く、いくつかのカットが走馬燈のようにフラッシュバックされるだけ…ああ、これこそ回想だと思った。
基本1話完結式なので、そこに割く尺が無かっただけかもしれない。
しかし長々とした回想シーンが挟まれないことで、現在進行中の物語は長い時間
中断されることなく、それは話全体のスタイリッシュさに繋がる。
また過去が詳しく語られないことで視聴者は彼らの過去を自分なりに想像することができる。それによりアニメを見終わった後も登場人物の過去に思いを馳せ、感情移入し、ed中の余韻をより深くさせるのだと思う。
過去の回想に限らず
語りすぎないことがこの作品のクールで大人な雰囲気を醸し出している。
そう感じた。