pister さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
グランセイザーを見返したくなる
評判が悪いので、どうしてそこまで悪いのか気になって視聴。
一応全部見終わって思ったことは、
絶対の存在(彼ら)によって地球(人類)が存続していいかどうかの審判を受ける
って設定でグランセイザーを思い出した。
絶対の存在=ウオフ・マナフ
カラス=ベルゼウス
黒い子=ロギア
って置き換えて見ると分かりやすいかと。
別に似た設定なんてグランセイザー以外にも幾つでもあるんだろうけど、これのおかげでビビオペも「世界設定」に関してはそんなに違和感を感じずに済んだ…かな?
とりあえず「カラスと大いなる意思は別人格」、これをもうちょい前面に出せば設定のアラはもっと誤魔化せたんじゃないかな。
(一応あるにはあるけど、一言言っただけって…)
もっといえばカラスが故障ないし暴走しただけってことにすれば、辻褄が合わない箇所は「エラー起こしてるから仕方ない」という非常に便利な言葉で逃げることができた。
ストーリー的に意味が無かった「学校に行きなさい」もエラーを起こしてる前兆として活かせるし、最終回のご都合主義な戦闘も「試験はパスしてたのに部下のカラスが勝手なことしてゴメンねー」と絶対の存在が力を貸した、と匂わせることができたハズ。
…というか、製作側は「そうしたつもり」だったのだろうか?
全然足りてないぞ?ウォフマナフというよりはデウスエクスマキナやん。
こっちはあくまで設定の似てるグランセイザーをたまたま知ってたので、それに当てはめて補完しながら見てようやくってレベルなんだから…。
そういう誤魔化し技すら誤魔化せない辺りがナントモハヤ。
あと「地球」と「宇宙」がごっちゃになってる箇所が幾つもあり、練り込みが足りない印象をより強調させる。
でもってキャラ設定についてはホント酷いに尽きる、1クールじゃとても消化しきれない量を詰め込みすぎだろー。
どう見ても友情育んでないし…あんなんで育んだと言うのは、むしろ友情に対して冒涜してるようにすら感じる。
やりたいことはありありと分かるけど、それさえやっとけば他は適当でも視聴者は諸手を挙げて喜ぶだろうっていう魂胆が見えて、なんだかなぁという気分になる。
ストパンでも重要な部分を放置しててもそれなりに売れたので「なぁんだこんなんでいいのか」と慢心しちゃったのかのう?